再びこんばんは。


今度はちょっと真面目な話。


昨日、今日とオープンキャンパスでした。


大阪芸大演奏学科ポピュラー音楽コース(な、な、長い)では、このオープンキャンパスで学生コンサートというものを毎回開催しています。


それぞれ学生が今、やりたい音楽を仲間を集めてバンドを結成し、練習を重ね、録音して音源を作る。
これを先生方がそれぞれ聴いて採点をし、上位から出演するという形式です。


今回二日間のオーキャンは、夏のプロムナードコンサートに出演できるかの最終オーディションにもなっています。


そのため、このオーキャンにはどうしても出演し、且つ本番で練習してきた成果を出さなければプロムナードコンサート出演権は獲得できません。


大変です。


そう、だから学生はみんな自分たちでリハーサル日程を出し、スタジオを予約して練習する。



頼まれれば先生方もそれぞれ自分の時間を削ってリハーサルに立ち会い、アドバイスするという日々です。



今回、私が一年生の頃から担当している女の子3人がオーキャンに出演しました。



うち二人は初出演。
この二人は緊張しまくってました(笑)

そりゃそうだ。。。


そして、一人は五月のオーキャンにも出演している女の子。


この学生が五月のオーキャンに出た時、私はものすごいダメ出しをしました。


緊張していることはいい。でも、無表情すぎる。まるで蝋人形みたい。
しかもダンスも出来てない。
歩き方がなってない。
英語の発音が直らない。
バンドとのコミュニケーションも出来てない。
などなど。

でも、彼女はとっても頑張り屋でして。


私にめちゃくちゃ言われながらも一度もレッスンを休むことなく、真面目に取り組んできました。


そして二度目のオーキャン。


今回はビヨンセの曲でダンサーをつけての挑戦。



これがね、、、本当に素晴らしいステージだったわけです。
いや、厳密に言えばバンドの演奏が、、同期音源を使っての演奏だったので、不慣れな学生たちはリズムを見失い、生のリズムとズレる、、という失態をおかしました。


が、ボーカルの当人は、、、、

最高のパフォーマンスを見せてくれました。

五月のオーキャンから見違えるような顔つき、動き(歌はまぁ、、、、もうちょいがんばろ)

パフォーマーはお客さんの前で成長するんだなと改めて感じました。


この成長は今回、一番嬉しかった。


100回の練習より1回の本番とよく言われます。
まさにそう。


一度経験したことによって開花した部分がとても大きかった。


素晴らしい成長を目の前で見られて本当に感動しました。


お疲れ様でした!!



森川美穂