フォーブス誌の２０１０年～２０１４年の４年連続、長者番付一位に輝いたカルロス・スリム・ヘル氏の手相です。（残念ながら片手だけ）中南米の通信王と呼ばれているヘル氏の純総資産額は６９０億ドル。メキシコＧＤＰ（世界１４位）の７％の資産を保有しているとのこと。
オスマントルコの兵役を逃れるため、１４歳のときにメキシコにいた兄弟を頼ってレバノンからやってきた父親とチリ移民だった母との間に三男として生まれました。父はドライフーズの店を開き、事業を拡大（タバコ・自動車部品・飲食雑貨チェーン等）メキシコのダウンタウンに不動産を持つまでになります。そんな父から英才教育を受けていたカルロス（父は子供たちに出納帳を渡し、その確認と次への課題を言い渡した）１２歳の時には株取引を始めていました。しかし、最愛の父が１３歳のときに亡くなってしまいます。カルロスはその後、一年間、気を引き締めて生活しました。メキシコ国立自治大学（メキシコでもトップクラス）に入学し、数学やプログラミングを教える傍ら、土木工学を専攻していました。卒業後、投資銀行ブローカーを経て２５歳のときに＜グルーボ・カルソ＞という会社を設立します。（愛妻ソウヤマにちなんで命名）
１９８２年にメキシコ債務危機が起こりましたが、カルロスはそれも回避、２年後、４４歳の時には＜グルーポ・ファイナンシエロ・インパルサ＞という金融会社を設立。父親の時代から扱っていた不動産も拡張、ＮＹアップタウン郊外に多くの不動産を所有、彼の建てたショッピングモールはメキシコ全土に２０もあります。１９９０年、５０歳のときにはメキシコ国営電話会社テルメックスを買収（フランス・テレコム社の協力をえて）後に携帯部門を切り離し＜アメリカモビル＞社を設立しています。太陽光発電や石油開発、水利施設、鉄道とインフラ事業にも参入、Ｆ１チーム＜サウバー＞も所持しており、妻の名を冠した＜ソウヤマ美術館＞も設立。２００８年、ＮＹタイムズが不振になったときも、２２５億円を出資支援しており、２０１２年には筆頭株主になっています。５８億円かけてゲノム研究所も設立しました。
さて、ヘル氏の手相を見てみましょう。ふっかふかの手ですね。お金持ちって肉座布団のような手をしている人が多いです。親指に仏心紋（①）がありますね。神仏や祖先の加護のある人です（お父様が見守ってくれているのでしょうか）この紋のある人は直観力に優れています。ラッキー！な紋ですね。今気づいたのですが、親指の根元にファミリーリングがあります。とても家庭を大切にし３人の息子さんたちといつも４ショットの写真やファミリー写真の多い人なのでうなづけます。
頭脳線②もはっきりくっきりしていますね。そして長い！起点付近から立ち上る向上線が何本もあります。大変、努力家でがんばりやさん！インスピレーションは抜群だけれども、なかなか慎重な人です。頭脳線と生命線がながくくっついていますよね。
感情線③も長く、図に描きませんでしたが、人差し指と中指の間にまで入っています。家庭第一主義の人（欧米人の男性には多いタイプ）家庭サービスもしますが、家族にも求めるので、子供たちはちょっとうるさいな・・・と思っているかも。先がホウキのように枝分かれしているのも、気配りのできる人だから。生命線⑤も太いですが、横の副生命線も素晴らしい！普通は生命線の真ん中辺りで終わっているのですが、ずっと下まで伸びています。やはり、エネルギッシュに行動できる人ですね。運命線⑦の起点が生命線とくっついていますね。お父様の影響が大ですね。身内にサポートされています。そして、運命線は１本だけではなく、他社からの援助を表す場所からももう１本出ています。フランス・テレコムの援助がなかったら、彼は南米一の通信王になってはいなかったでしょう。その運命線が太陽線へと向かい、数回、切り替わっています。多くの分野に着手した表れでしょうか？
結婚線⑥は真ん中あたりに１本のみ！愛妻家なんですね。（普通は２本くらいあるものですが）
小指下にあるのは財運線ですが、肉眼で見えるのは３本。不動産王・通信王・金融王だから？
ヘル氏はみずがめ座です。電波の星座とも言われています。通信王のヘル氏、まさしく星座そのものですね。（世の天才の８０％がみずがめ座）宇宙事業にも参入するかもしれません（２００１年から２千年はみずがめ座の時代）
四柱推命から見ますと、庚午日生まれ。剛健強固な地金です。月に丁（ひのと）があるので、火により鍛錬した鋭利な刃物です。頭脳明晰で大成功を収める才能を持った人。水の運（刃物を固める）がきた３７歳～５６歳に、今の地位を築きました。
