『ひろいお空』 詩 金子みすゞ『ひろいお空』 詩 金子みすゞ 私はいつか出てみたい、 ひろいひろいお空の下へ。 町でみるのは長い空、 天の河さえ屋根から屋根へ。 いつか一度は出てみたい、 その川下の川下の、 海へ出てゆくところまで、 みんな一目にみえる所へ。