『仲なおり』 詩 金子みすゞ (曲.もりいさむ)『仲なおり』 詩 金子みすゞ (曲.もりいさむ)れんげのあぜみち、春がすみ、むこうにあの子が立っていた。あの子はれんげを持っていた、私も、れんげを摘んでいた。あの子が笑う、と、気がつけば、 私も知らずにわらってた。れんげのあぜみち、春がすみ、ピイチク雲雀が啼いていた。