『硝子』 詩 金子みすゞ | もりいさむのブログ

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『硝子』 詩 金子みすゞ

思い出すのは雪の日に
落ちて砕けた窓硝子

あとで、あとでと思ってて
ひろわなかった窓がらす

びっこの犬をみるたびに...

もしやあの日の窓下を
とおりゃせぬかと思っては

忘れられない、雪の日の
雪にひかった窓がらす