『淡雪』 詩 金子みすゞ『淡雪』 詩 金子みすゞ 雪がふる、 雪がふる。 落ちては消えて どろどろな、 ぬかるみになりに 雪がふる。... 兄から、姉から、 おととにいもと、 あとから、あとから 雪がふる。 おもしろそうに 舞いながら、 ぬかるみになりに 雪がふる。