『機織り』 詩 金子みすゞ『機織り』 詩 金子みすゞ 朝からきっとん 機を織る、 山のむすめの おもうこと。 この織る布が 知らぬまに、... 都のひとの 着るような、 友禅もように、 変わらぬか。 けれどもきっとん 織るたびに、 縞のもめんが 長くなる。