『闇夜』 詩 金子みすゞ | もりいさむのブログ

もりいさむのブログ

ブログの説明を入力します。

『闇夜』 詩 金子みすゞ

暗い廣い原っぱで、
誰か唱歌をうたってる。

... 高台に並んだ窓の灯の、
一つを影が暗くする。

とおい巨きな都会の空、
ぱっと砂金をぼかしてる。

物干し台に一人居て、
蜜柑たべたべ眺めてる。

もりいさむのブログ