『荷馬車』 詩 金子みすゞ | もりいさむのブログ

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『荷馬車』 詩 金子みすゞ

お馬は
じぶんの影んぼの、
おかしなお耳が踏みたくて、
下見ていそいで歩きます。もりいさむのブログ

馬車屋は
空っぽの馬車の上、
...
おおきなお煙管横っちょで、
のどかにお空をみています。

空には
雲がかがやいて、
昨夜の火事はうそのよう。
町には春がじき来ます。