『あの子』 詩 金子みすゞ『あの子』 詩 金子みすゞ ~あの子を誰が奪りました。 ~あな子は私が呼びました。 ~あの子はどこへゆきました。 ~私のくにへゆきました。 ~あの子はいけない子でしたに。 ... ~あの子はいけない子だけれど、 あの子のかあさま、そこにいて、 あまり待つから、おもうから。