『ピンポン』 詩 金子みすゞ 『ピンポン』 詩 金子みすゞ 二階の窓のすり硝子 ピンポンしてる かげ法師 港のまちの春のよい 月はおかさをさしていた。 ... ほんのりとしゃぼんの香 母さまとお湯のかえりで からころと とおりすぎてもお窓から ピンポンしてる 音がする。