『明るい家』 詩 金子みすゞ『明るい家』 詩 金子みすゞ さくら草咲く丘のうえ、 それは、明るいお家です。 朝から晩までお部屋には、 ... はいりきれない、日のひかり。 ピンクの壁にかかったは、 虹と天使の繪がひとつ。 おもちゃ屋ほどの、おもちゃ棚、 おもちゃの数も知ってます。 いつごろからか、どうしてか、 私はみんな知ってます。 それは私の家だから、 それは私の家だから。