『玩具のない子が』 詩 金子みすゞ『玩具のない子が』 詩 金子みすゞ 玩具のない子が さみしけりゃ、 玩具をやったらなおるでしょう。 ... 母さんのない子が かなしけりゃ、 母さんをあげたら嬉しいでしょう。 母さんはやさしく 髪を撫で、 玩具は箱から こぼれてて、 それで私の さみしいは、 何を貰うたらなおるでしょう。