『雀』 詩 金子みすゞ | もりいさむのブログ

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『雀』 詩 金子みすゞ

ときどき私はおもうのよ。

雀に御馳走してやって、もりいさむのブログ
みんな馴らして名をつけて、
...
肩やお手々にとまらせて、
よそへあそびに行くことを。

けれどもじに忘れるの。
だって、遊びはたくさんで、
雀のことなんか忘れるの。

思い出すのは夜だもの、
雀のいない夜だもの。

いつも私のおもうこと、
もしも雀が知ってたら、
待ちぼけばかししてるでしょ。

わたし、ほんとにわるい子よ。