堪えて、細密着彩!!
長男です。
さて、高校三年生の皆さんにはいよいよ着彩道具を一式そろえてもらいました。これからそれぞれ各自が志望する、各専攻の対策となる課題にしぼっていきます。着彩課題も少しずつ増やしていきますよ!
そのピカピカ着彩道具で初めて描くのが「たまねぎ」となりました。根っこ付き、ねぎ付きのたまねぎで、描きごたえがあるモチーフです。このたまねぎに8~11時間をかけて「細密着彩する!」という課題です。
やはり絵の具の扱いはまだまだ不慣れなのでなかなか「細密!」と言えるまでの作品には誰一人なりませんでしたが、とりあえずその成果をご覧ください。
まず紹介しましょう!五月からこの教室に通い始めたOさんです。ほぼ経験のない初心者です。少し遅いスタートになりましたが、ここからどれだけ追い上げられるか見物ですね。
前回までに3枚デッサンを仕上げたうえでの初めての着彩です。 初めてとは思えないぐらい良いたまねぎが描けたと思います。非常に丁寧にモチーフを観察し、非常に丁寧なデッサンをできた事がこの結果に結びついたと思います。丁寧な分、手がかなり遅く完成には至りませんでしたが、枚数を重ねて経験を積んでいけば要領を得てきます。今は完成を気にして焦るよりも、まずはその観察力を大事にして経験を積んでいきましょう。
次はKさん。たまねぎに付いた土がとてもリアルで味わいよく描けています。それに比べると少しねぎの部分が気が抜けてしまっているような感じがします。色、形、線などもっと集中して観察しないとどんどん絵は嘘っぽくなってしまいます。
土、良いのになぁ~。土が良いだけにもったいないです。ねぎが目立って仕方ないです。
これはKくん。少し青いたまねぎになったね。葉っぱがかなり良い色、質感で描けていたんだけど描き込むにつれてだんだん嘘っぽくなってきてしまった。あのリアルな色合いが保てていたらすごく良い着彩になったのに。惜しい!
根っこは丁寧に描かれていて綺麗です。ただ、も少したくさん生えていた様な気がきがします。
そしてTさんです。
描き出しはかなり思い切った筆運びで元気でした。ただその少し荒っぽい筆跡が最後まで残ってしまいました。繊細な仕事も出来る彼女なので、思い切った仕事がもっと形になるように進められれば力強さとなって表れてくるんじゃないかと思います。色合いはだいぶたまねぎに近づいたね。良い色を置けています。
最後はNくん。今回一番たまねぎを細密に描けたのは彼ではないでしょうか。色合いも綺麗だし、根っこなんて彼の細密してやろう!っていう意気込みが伝わってくるようです。影の色も綺麗だし、ここ最近の彼の作品の中ではかなり出来た方だと思います。葉っぱの緑がもう少し工夫できるとさらにリアルになります。少し絵の具の色っぽいですね。混色の研究をもっとして、的確な色がつくれるようになりましょう。緑は特に難しい…。
以前にも言いましたが、絵に対する姿勢って明らかに絵に表れてきます。眠たい、遊びたい、腹減った、飽きた、面倒くさい、…。余計なことはなるべく考えないようにしましょう。絵に出てしまいます。大学入ったら思いっきり遊ぼう!今は時間が無いのです。堪えて堪えて!!自分をしっかりコントロールしよう!