昭和天皇実録について…歴史の歪曲は許されない。 | 長谷川哲の言いたい放題

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日々思うがことを思うがままに書き連ねていくつもりです。

今日の夜はNHKもテレ朝もTBSもフジも錦織のニュースの次は天皇実録のニュース……構成まで全く同じ。


しかも昭和天皇を、対米開戦に消極的だったかのように描きだすという歴史の歪曲を行っている。


そもそも、明治憲法下では軍部も内閣も、全てが天皇の臣下であり、つまり天皇が開戦しないと言えば、戦争は起こりえなかった。


実際に天皇は議会に図らずに、治安維持法の最高刑を死刑にする改悪を行っている。治安維持法によって弾圧されたのは戦争反対を主張する共産党員をはじめとする人々であり、しかも、共産党員に対しては共産党員であることを理由にして処罰できるというとんでもないシロモノだった。



議会に図らず治安維持法の最高刑を死刑に改悪し、「戦争反対」を主張する人々を弾圧した昭和天皇が、戦争に消極的だったということはありえない。


総理を筆頭に軍幹部の任免権を持っていたのは天皇であり、軍部の暴走云々と言うのは、責任逃れの言い分である。


ホンマに戦争がイヤなら好戦論者を排除する権限を発動できたのだ。内閣改造の大命降下すれば良かっただけのこと。そして、それができたのは、明治憲法下では、昭和天皇だけなのだから。