硝子の花 | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

硝子の花



そよぐ芝生の片隅に
ガラスケースに
入れられた
透明な花
見る者の想いに
応えて
鮮やかに咲く

月の照らす夜には
神々しく
星の降る時には
粛々と
陰る事を覚えずに
凛とした佇まいで

僕は
それに近付こうと
歩みを寄せては
遠退いたりしながら
今在る軌跡を
振り返ってみる

宙に瞳を翳せば
アフロディーテが
微笑んでいる

此処から
待ち受けるは
祝福か否か

如何様な選択が
下されるかを
夢心地
焦がれて居る