木枯らし
僕が歩いているのは
緑の落ちた
枯れた街路樹
何て事ない
枝が角の様な風景
まぶたに波紋が
広がって
ほら
いつの間にか
街はモノトーン
僕らは
比較され
其れ相応に
区別 整理されて
足元がひんやり
気づけば
あらま
規格外
どうして
ちょっと
人より
ひん曲がってるからって
そっぽ向いて
前を見ないで
立ち尽くしてるんだろう?
どうして
一歩
人より
遅いくらいで
波風立てて
慌てふためいて
右往左往してるんだろう?
其れは
きっと そうさ
急に寒くな り出した
そのせいさ
冷たくなった風に
手をこすり合わせ
温かくなる様に
きっと
枯れたこの場所も
新しい春が来て
柔らかく
色合いを
変えるのだろう