アロン | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

アロン



地に足は付いて居る
筈なのに
まるで恋にうなされてるかの様に
浮き足立って
身体がふらついて居る

意識は前に進んで居るのに
心は置き去りのまま

このまま深い闇に
潜り込んで
しまえば
如何に楽で
在ろうかと
思案するものの
現実は容易く
其れを許しては
くれない

手探りの中で
もがき壁を探して
掌を滑らして
道をなぞる

天井までの
梯子はまだ
見つかりそうも
無いが
このまま亡くなる事はしない

眩暈の中でさえ
貴女の呼ぶ声が
幻聴よりも
激しく耳を揺さぶるから