夜との会話 | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

夜との会話


やあ。今晩は
今日も元気みたいだね

少し丸いけど
もう少し
スリムな方が
僕は好きかな

とりあえず
何から話そうか?
昨日の続きは
たいして
仕様も無いオチだから
ゴミ箱に突っ込んで

ちょっとだけ
昔の話をしよう
なんだかさ
ほろ酔いで
そんな気分なんだ

出会いはね
他愛も無い感じで
何とも
お互いに
想っちゃ居なかった

何だろう
佇まいやら
仕草やらに
やられちゃった
きらいがあって
何もかもが
好きになったんだけど

僕はね
臆病者だからさ
「友達」という
選択をしたんだよ

別に恋してた訳じゃ無くて
無理してた訳でもなくて
ただ「好き」という
事実がふたりには
温度差があっただけで

もし あの時
手を差し伸べてれば
こんな結末じゃ
なかったんだろうけど

僕にはそんな
勇気が無かっただけ

さよならさえ
言えない
告げられる事も無く
彼女は今は
誰かの胸の中

それでも良いと
自分に言い聞かせてた
僕は犠牲者なんだろうかね?

今でも「彼女」が
好きだってのは
罪なのかな?

お月様 答えておくれよ

なんてね
だんだんと
町明かりも
消えて来たね

明日もまた
待ってるから
たまには
そっちの愚痴も
聞かせてよ