最後の夕べ | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

最後の夕べ


繋いだ掌を
伝う雫に
終わりを網膜に
纏って

君の視線の悲しさに
僕は目を塞ぐ事は
許されず

儚いぐらいの
熱量しか
持て無くなった
二人の何処に
要因があったのか?

ただ少し
あと少し
君を
見ていたかったけど

その
もう少し
あと少しの時間が
幕引きを告げる

月の光が奏でる
哀しい旋律が
氷の様に
降り注いで
身体を冷やす

離れて行く影が
どうしようも無く
揺れる

その後は
青暗い空に
君が遮られるだけ

そして
もう 最後の言葉を
告げるだけ

その瞬間を
永遠の様に
通り過ぎる