COCOA | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

COCOA

後悔ばかりの行為の夜にも、何かしら温められたココアの様な脚色が訪れる。

朝も、昼下がりも
立ち上がるチカラすら奪われる程の嫌悪感と不安定さに塗れて、時計の針さえ見るのを忘れて居たよ。

そんな折、黒い電話が短いベルを鳴らす。
墜ちこんで、動悸に耳を傾けたままの心が、微かだけれど、高く脈拍を木霊させる。

君の言霊は、特に特別なメッセージが或る訳では無いのに、どうゆう事だろう。
不思議な安らぎに満たされるんだ。

多分に、僕が君に対して、甘い甘い心を隠し切れて無いからなのだろう。

発展すると言う事態を望んでいるのでは無いのだよ。
今のまま、有りのまま君が君で。僕が僕で。
この仄かにほろ苦い
感覚が、僕を現実へと引き戻してくれるんだよ。

だからね、感謝してる。

到底、絶対口には出せないけれど…。


「………よ」