s-mooth | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

s-mooth

夢窓より、覗く
緑の煌めいた景色。
散乱する貝殻の破片が、忘れていた錯乱の
心証を、思い描かせる。

波打つ様に、ふらつく目眩と、モノクロの
慎ましさに包まれた
手首の痺れだけが、
現実感を、引き出して。
思慮の浅い意識が、
又、掛け買いの無い物を、目の前から、
奪って行く。

朝に重なる薄紫の
亀裂を知らずに
眠りコケて
沈澱する、喉の奥に
詰まってしまった言葉を、吐き出そうと、
指で引っ掛いてみたとて。

さながら、泣き真似の様に、嗚咽と涙が溢れるだけ。

苦々しさを、匂いながら。
ほらまた、真実と云う、ファクターは、
影の隙間へ逃げて行く。

灰を吐いて。