count down to the sheep | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

count down to the sheep

そうさ 何時だって
僕も君も元来
独りきりで
産まれ落ちて
やがて
人知れず
独りきりで
朽ちて行く

けれど それだけだと
余りにも 誰しもが
さもしいから
濃紺を縁取る
starry night
見上げては
適う筈の無いかも
知れない
明日に願い架けるのだ
決して
報われる訳では無い
決して
救われる物でもない
その行為に
優しく 抱かれるのを
待望んでは
心臓の奥の片隅を
ざわめかせ
眠りにつく

だから そう
羊を数える
1000の単位から
逆行して0になるまで
瞼を塞ぎ
この夜に サヨナラを
する様に

柔らかく 優しい
囁きで…

時間を逆登ろう
溶ける空間に
この身を飲まれながら

やがて訪れる
全て空を舞う日が
来るまでは
まだまだ遠いから

安心して
今夜は おやすみ

やがては 消える
炎だとしても
今 あなたには
靡く影が密やかに
その横顔盗み見して
絶えず 身護もり
この孤独を爪先まで
ビロードの様に
上手く 誤魔化して
くれるから

だから
さぁ…
おやすみよ

何一つ 恐れる事など
在りはしないさ

今夜が終わるまで
この世が終わるまで
孤独が終わるまで
記憶の断片から
数え終えた羊が皆
消え去ってしまうまで
僕自身も眠りの世界
へと還るから