falling | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

falling

白いインクこぼした
水玉の滲んだ道を
ひたひたと歩く

思考の迷路
嵌まり込んで
閉所恐怖症の様に

酸欠になって
視線は閉じたまま
仕掛け穴に導かれて

底無しに落ちて行く
冷たい風を
纏わりつかせながら

心地良く陥る
不安と不穏の
底へ向けて

蔑まれて構わない
理解はもとより
求めてなどいない

白百合の隣りに咲く
時間軸のずれた
朝顔は

この前死んだ
あの人の置き土産

その声を聞けるので
あれば

このまま
溺れるまで
墜ちて