honey | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

honey

シロップの様に
絡みついてくる
甘い悪魔の耳打ち

鵜呑みにする寸前で
ふと我に帰る

自殺という概念も
他殺という概念も
ヒトしか持ちえてない
特権

楽になれるというなら
何に対し
誰に対して
楽になると言うの?

蛇は蔦に揉まれて
リンゴは石になった

モラリストの皮を
被ったハイエナが
歩いている

死んでしまいたいと
膨らむ想いと
死にたくはないと
引き止める気持ちが


折り重なっては
水かさを増して

頭のなか溺れて
心は酸欠なんだ

ほら もう爪の端は
チアノーゼが出てる

照らされた道にさえ
亀裂を作って
壊したいのに

乞う事すら
ままならないから

迎えにきてよ

なんて ほざいても

そんなのある訳
無いのが道理で

だから仕方なく
死んでる様に
寝てるふりで

また無駄な無駄遣い
してる