左手 | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

左手

思い通りに
動かない
不器用な毎日が

何とは無しに
また一つと
数えられて

文字には
変換出来ない
心象の風景を

ぎこちなく
点滅を繰り返す
何万年か前の
灯にそれとなく
打ち明けてみる

だからと言って
何処か変わる
でも無し

何かが起こる
気配も無い

仮病を使って
休んだ時の様に
だるい溜め息
増していくだけ

明日に願いを
かけてみた所で
僕には今と昨日しか
見れないから

無意味だと
解っている
つもりでも

人がそうしてしまう
のは何故だろう?

こんな景色
言葉も書けない
利き手じゃない
左手に似てる

指先を通う
紅い水の量は
同じ筈なのに

どうして
こんなに
分かりやすい程に
違いが
現われるんだろう

もしかしたら
他の誰かと
分かち合う為に
そうやって
創られて
来たのかもね

誰しも…