去年の年末ごろの放送、企業は今住んでいる福岡のスーパー『ハローデイ』の社長でした。
非常に厳しい時代となって来ているスーパー業界においてこの福岡の企業はなんと20年連続での増収益。
これは元々非常に業績が悪く、伸び悩んでもいた企業であったハローディを引き継いだ現社長の様々な試行錯誤の結果でした。
まず、陳列。
これは考え抜かれてました。
とりあえず、圧倒的な品揃え。
それも、見ていて楽しいものに。
この辺は美容業界の僕としても、美容室でのシャンプーやスタイリング剤の陳列などに関してのイメージに繋がりました。
いわゆるVMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)ですね。
僕も良くハローデイには買い物に行くのですが、確かに醤油一つとっても品ぞろえが多い。
パン売り場一つとっても、何となく買いたくなる見せ方をしているのがわかります。
(仕事中の昼飯にハローデイのパン結構買ってますし^^;)
スーパーの考えとしては、お客さまのリクエストがありさえすれば、それが売れるかわからなくてもとりあえず一回入れてみる。
また、パートであろうとスタッフの意見やアイデアを積極的に取り入れ、即時にメーカーにも確認を取り、売り場の雰囲気作りに力を入れる。
これによって、お客様がワクワクするのももちろん、社員も楽しそうに活躍し、結果売り場が盛り上がるという事に繋がるらしい。
考えとしては、社員が楽しく働けば売上が伸びるという考え。
例えば、フルーツの横にジャムを置き、さらにその流れでドライフルーツを置く。
これによるメリットは、統合的に捉えられる事で、食品として非常に肝心な、鮮度が良く見えるとういう事。
つまり、500円のジャムも、普通にジャム売り場に置くと100円からあるジャム市場では埋もれてしまし、高く見える・・・。
しかし、パンのヨコに、このパンに合うお薦めジャムとして置く事で、それには価値が感じられ自然と売れていく。
また、魚一匹の取り扱いも考えてます。
例えば、サワラ。普通に売ったら一尾500円。
これを刺身、寿司、西京焼きと3種類に分ける事で1200円に。
1尾プラス700円になってます。
ハロリンピックという独自のイベントも面白い。
陳列を競うスタッフの企画対抗戦のようなものだが、まず皆で何かやるというのが楽しいし、それがお客さんにも必ず伝わる。
実際、それで企画された商品、マグロの4種盛りをまんまと買ってました、僕^^;
これは最後の村上龍の編集後記でも同じような事を言ってた。
「お客様を楽しむ前に、まず自分が仕事を楽しむ。
他人の幸せに寄与する事で、自分が幸せに、という考えで業績を伸ばしてきたのがこの企業」
これって、自分の仕事にももちろんそうだし、どんな業種の仕事でも同じなんじゃないかなーと思った。
社長の考えもいろいろと面白かった。
もともとは「社員の粗さがしをしていて注意をしていたが、ある時から逆に良い所を見つけて褒める」ように。
だとか、様々な試行錯誤も「勝算は無かったが、本当にお客様が喜ぶ事を一つ一つやっていくしかない。」
また、一番共感させてもらったのは、
「普通の仕事はほとんどそんなに楽しくない。そこに(ハロリンピックのような)考えた企画やイベントが時々ある事によって楽しくなる。
そして仕事を楽しく思えたら、人生というものはムチャクチャ楽しい。」
結果、パートさんまでも家で自発的にメニューを考るなど仕事をするようになったりする・・・
それが、企業風土というものが出来あがっていくって事でしょうか。
普段良く行くスーパーはこんな面白い会社だったんだと、もの凄く色々と勉強になったなぁ。