産後のゆるんだ骨盤をそのまま放置しておくと
腰痛や冷え性などのトラブルが起こったり
妊娠中に出たお腹が
戻らなくなってしまう原因になります
こういった理由から
筋力が戻らない時期である産後は
ガードルなどのリフォームインナーで
骨盤をケアをする必要があるのです
でも、じつは、産後のゆるんだ骨盤とって
むやみな締めつけはNG!
出産後は骨盤を元の形に戻すために
「しっかり締めつけないと!」
と慌ててきつく締めようとする人も多いですよね
産後のゆるんだ骨盤をリフォームインナーで
無理に締めつけるという考えは間違い!
最近では産後骨盤ケア製品として
数多くのリフォームインナーが売られていますが
「どれも同じでしょ?」と考えて
適当に選んでしまうのはやめた方が良いです
それではどういった骨盤ケアをしていったらよいのでしょう?
骨盤矯正ガードルなどのリフォームインナーには
締めることで骨盤を正しい位置へ戻す
といったタイプのものが多いです
産後ケアにもいいと宣伝している
骨盤を締めるタイプの商品もありますが
このタイプのガードルはお勧めできません
そもそも骨盤は
締めただけで元に戻るものではないのです
骨盤を長期間に渡って
無理やり締めつけるという行為そもそもが
体にあまり良くない影響を与えます
締め付けてはならない部分もあります
圧迫して締めつけることで体型は一時的に補正されたように見えますが
じつのところは血液やリンパの流れが滞って
むくみやうっ血を起こしやすくなっています
これによって、基礎代謝が落ちて低体温になり
消費できるカロリーが減少してしまうため
シェイプアップどころか
逆に「太りやすい体質」になってしまう
という怖さもあります
その上、産後は骨盤が歪んでいる場合が多く
そこで締め付けてしまうと痛みを助長してしまいます
長期に渡ってハードな補正ガードルを使うと
体が支えてもらうことに慣れてしまい
筋肉が怠けてしまうというマイナスポイントも!
筋力が衰えると良い姿勢で
体の軸を支えることが困難になり
姿勢が悪くなることで骨格が歪んでしまいます
内臓を支えるインナーマッスルが衰えてしまうことで
子宮・膀胱・尿道などが女性器から垂れ下がったり
膣の外に出てきてしまう「骨盤臓器脱」にもなります
また、尿漏れや出血、痛みを
引き起こす可能性もあるので注意が必要です
正しい産後ママの骨盤補正のポイントは
●「ガードルなどで締めつけすぎない」こと。苦しくない程度がベスト
●しめる位置を確認する
●「インナーマッスルを鍛える」こと
ゆるんだ骨盤を締めるためには
自分自身の筋力で支えてあげるようになることが大切
きついガードルなどの外的な力に頼るのではなく
インナーマッスルを鍛えてあげることが必要です