傘屋とファンダメンタル 回答編 | エリオット波動とフィボナッチ比率で相場を綱渡り

エリオット波動とフィボナッチ比率で相場を綱渡り

エリオット波動とフィボナッチ比率を利用して、相場の転換点をピンポイントで狙っていきます。エリオット波動については、基本から応用まで書いていく予定です。

さて、昨日の傘屋の回答編ですが、雨が降ったら傘が必要。これは、確かに事実です。ただし、人は雨が降ってから傘を買うのでしょうか?
人は、傘が必要だと思った時に買うのです。

雨が実際に降ったかどうか?で傘を買う訳ではないのです。
雨が降りそうという情報を聞いて、傘が必要と判断して、雨が降る前に傘を買うのです。

①いつ傘を買えば良かったのか?
雨が降るという情報が入った時でしょうか?
正確には、雨が降るという情報をみんなが信じて傘を買い始めた時です。
それを判断する材料は、値段です。
みんなが傘を買い始めれば値段は上がるはずです。
より詳細な判断としては
雨が降らないというネガティブな材料が出たにも関わらず、値段が下がらないとか、出た材料が大きいにも関わらず大して値段が下がらない時は、みんなが信じて買っている時です。
逆に、雨が降るというポジティブな材料が出たが、それが大した材料でもないのに、値段が上がりすぎる時です。
この情報の内容とそれに応じた値動きから、みんなが雨が降ると信じて買っているのか?どうかを判断していくことになります。

②今からどうすればいいのか?
200円で仕入れてしまった傘を、どこかで売るしかありません。
250円まで待って売るのか?今120円で売るのか?
どちらにしろ仕入れたものは売るしかありません。
120円で売るならば、1個あたり80円の損失がでますが、時間コストはかかりません。
250円まで待って売るならば、1個あたり50円の利益が出ますが、時間コストがどれだけ掛かるかわかりません。
1年待てばいいのか?2年待てばいいのか?
それならば、損失を覚悟で時間コストを優先すべきかと思います。

これが相場でどういうことなのかというと
毎月第一金曜日は、FXをやっている人ならば、誰もが注目するアメリカの雇用統計がありますが、この結果は非常に重要です。
では、上の例で言うならば、雇用統計当日にトレードを仕込むべきでしょうか?
もう当日には、買いたい人は買ってしまっているでしょうし、売りたい人は売ってしまっているでしょう。

雇用統計の結果を見て売買するのは、遅すぎることです。
また、雇用統計の結果を予想して直前に売買するのは、単なるギャンブルに過ぎないということです。
大切なのは、みんなが雇用統計に向けて買っていくのか?売っていくのか?
それを予想する方が、よっぽど結果を予想するより簡単です。

雇用統計に先行する指標はたくさんあります。
ISMや、ADP、各種景況指数等ありますね。
それらの①市場予想値、②結果、③発表後の値動き、この3つから市場のみんなが、買っているのか?売っているのか?を判断していくことになります。
そして、最後の結果発表前には、勝ってても負けてても撤退すべきです。

雇用統計の直後の動きのわずか数秒を狙ってトレードする手法もありましたが、最近では業者によるスプレッドの拡大が大きくなりすぎてなかなか利益をあげるのが難しくなってます。

今日のまとめとしては、指標発表の結果を予想することはできない。
でも、みんなが指標発表に対してどう思っているかを予想することは可能である。ということです。