日本で英語を勉強した私たちにとって

ネイティブの英語がわからない場合というのは、

実は、難しい英単語を使って話すからでは

ありません。

 

ネイティブの人たちは普段それほど

難しい英単語を使って話しません。

英検1級に出てくるような

こ難しい単語は、普段の会話では

ほとんど出てこない

と言っても良いでしょう。

 

 

でも、ネイティブの話でわかなくなるのは、

彼らが、

私たちが学校の教材テープで習ったような

クリアな発音をせず、

砕けた発音で話す事、

 

そして、私たちが学校では習っていない

句動詞をたくさん使うからだと

思います。

 

 

句動詞とは、

 

動詞副詞」または「動詞+(副詞)+前置詞」によって構成され、

特別な意味を生じ、まとまって1つの動詞のように機能する定型のフレーズ 

例えば、 "get up", "take off", "look forward to", "carry out" などが該当する。熟語動詞、複合動詞、群動詞などとも呼ばれる。(ウィキペディアより 引用)

 

"get up", "take off", "look forward to", "carry out"  くらいだったら、

中学校で習うので、

ほとんどの人がわかると思います。

 

 

でも、問題は句動詞は、

私たちが学校で習ったもの以外に

無限にある事!

 

 

 

例えば、こんなのはどうでしょう。

 

pull  off〜

 

難しい発音ではないので、聞き取れるし、

pull とoff   のそれぞれの意味は

知っていても、

これで一つの言葉となると、

どういう意味なのだろう??

 

となります。

 

 

pull off は、文脈にもよりますが、

私が出会った文脈での使い方は、

(困難な状況の中で)〜をうまくやり通す(成功させる)

という意味で使われていました。

 

 

I even managed to pull off a passing impression of an

energy expert on ABC Lateline.

 

ABC Lateline(夜のニュース番組)でエネルギーの専門家のように

 見せることさえできました

 

 

といった具合です。

 

英辞郎に載っていた例文もとても参考になります。

・I pulled off the audition even though I'm not a good singer. : 私はうまく歌えないのに、オーディションに合格しました。
・Maybe I can pull this off. : 何とかなるかもしれない。

 

こうした句動詞は、無限にあるので

わからなかったからと言って

落ち込むことはありません。

 

一字一句を追うのでなはく

話の内容を追うようにして英語を

聞いていれば、

この句動詞自体の意味を知らなかったとしても、

どんな感じのことを言いたいのか

大体予想がつきますので

困りません。

 

 

 

そして句動詞は、

丸暗記して覚えるのではなく、

必ず例文と一緒に

どういうシチュエーションで使うのかを

覚える事が鍵です。

 

 

 

知らない句動詞に出会ったら、

わからなかった…と落ち込むのではなく、

 

ネイティブでない限り

全部知っていることの方が

稀なので、

 

文脈から予想すること、

そして、その後自分で使い方を調べて、

また一つ語彙が増えたことを

よろこびましょう!ウインク