今、オランダから岐阜の実家に帰省中なのですが、
以前の自分の部屋を整理していたら、面白いものを発見。
それは、私が11歳の時アメリカにホームステイに行かされた時に(←行かされたのは親の押し付けでした)、
英語で書いていた日記。(この日記も書きなさいという課題だったため、しぶしぶかいたもの)
(↑私が書いたのは、下の欄の1行だけ。上の段はホストファミリー記入)
そのころは全く英語が話せずに、愛想笑いと”yes”くらいしか言えなかった私。
英文を書けといわれても、文法を全く知らないので、どうやって書けば良いかわかりません。
まだ電子辞書もなく、いつも命綱のように持ち歩いていた分厚い和英辞書を使って、1時間くらい書けて、いろいろ調べて書いたことを覚えています。
1時間くらい書けてかいたのが、たった1行のこの文。
なんか変な文。。
”I play fishing today"
今日は魚釣りをした と言いたかったのですが、
「する」がわからなかったので、辞書で必死に「する」を調べたのを覚えています。
そしたら、「〜をする」でplay という動詞がでてきたのでしょう。
それで、そこにのっている例文を参考に、どうにかこの変テコな文をつくったのです。
ホストファミリーと一緒に書くことになっていたので、上のだんには、ホストのAmber が書いて、下の段が私が書いた日記です。
最初は、こんなだったけど、毎日書いていくうちに、
変テコなりにも、進化して行っているのがわかります。
そして、書くことになれてきたのか、少しづつ長くなっています。
過去形も、何もわからなかったのが、上のAmber を真似して、
いつのまにか、過去形も登場するようになります。
涙ぐましいのが、こんな私の間違いだらけの日記にも、
ホストのAmber がいつも 『OK』と書いてくれていること。
どんどん楽しくなって、いつも間にかスペースが足らないくらい書くようになります。(↓当時私が12歳になった誕生パーティーの日記)
まだまだおかしいところ、満載ですが、最後の日には、ずっと間違って使っていたbecasue の使い方も、いつのまにかわかったようです。↓
たった、1ヶ月間の短い期間でしたが、最初と最後では気持ちの持ち方が
全く別人。そして、知らない間に英文も最初に比べたら随分上達もしています。
ここが私の原点でした。
日本に帰ってからは、ただただ、
「お世話になったホストファミリーともっと話したい!手紙を書きたい!」
という思いただけから、英語を続けました。
いつも話したいという思いがあったので、「英語の文法」というように
意識して勉強した記憶がありません。
いつも自分が書きたいことをどうにかして正しく書く練習を続けていくうちに、
それに付随した文法を自然に身につけていったのだと思います。
英語コーチングを始めた今も、
クライアントさんに対して、
もちろん、英語文法はやりますが、文法を覚えるための文法ではなくて、
あくまでも自分の言いたいことを伝えるための道具に過ぎないと考えています。
そして、それは、まちがえながら、ネイティブの真似をしながら、
何回も使っていくうちに自然に身についていくものだと思います。