きつねのへいすけは興奮気味に話を続けました。
「だからね、せっかく花嫁さんになるのに、幸せになるのに、悔いのないように出来ればもっといいよね?」
ビーグル犬の社長は、きつねのへいすけの話を聞きながら思いました。
「旅行のお手伝いをするだけじゃなくて、もっと幸せになるお手伝いをしろってこと?
僕たちが?
もちろんそんなことがしたい。みんなが幸せになるお手伝いがしたい。
そんなすばらしい旅行会社になりたいよ。
わかった!
で?君はどうしたら良いと言うんだい?」
きつねのへいすけのアイデアはこうです。
おとなりの赤い実の国や南にあるバナナの国、もう少し遠くの竹の国や辛いスープの国へ行くと、レースやシルクのウエディングドレスをたくさん作っている。
それもこの森でドレスを作るよりも安く作れるんだ。
そのドレスを、ハツカネズミの女の子にぴったりなドレスを作ってもらいにみんなで行くんだよ。
ハツカネズミのお父さんとお母さん、そして女の子がみんなで一緒に旅行に出掛けるんだ。
それも、全部に掛かるお金が、この森で作るドレスのお金と同じくらいなら、ハツカネズミのお父さんにも払えるんじゃないかな?
ビーグル犬の社長は言いました。
「この森で作るドレスのお金で、ハツカネズミの一家が旅行して、ドレスまで作る?
旅行にかかるお金は分かるけど、ドレスがいくら掛かるのかは僕には分からないよ。
どうしたらいいんだろ?」
きつねのへいすけがまたまたニヤリと笑いました。
「僕にまかせてよ、エッヘン!
そんなことくらいは僕がたくさんの物知りや、赤い実の国や南にあるバナナの国へ行った人達に聞いてくるから!」
と言ったと思ったら、もう目の前にはきつねのへいすけがいません。
せっかちのきつねのへいすけ。
この後ビーグル犬の社長ときつねのへいすけはどうやってハツカネズミ一家を幸せに出来たのか?
そう、この後ちゃんとみんなが幸せに、悔いのないようにできたのですが、そのお話の続きは又明日。