遠い暑い砂の国で働くゾウさん達の家族は、ゾウさんのお父さん達に会いに行きたいのです。
でも、遠い暑い砂の国は本当に遠く、ゾウさん達のそれぞれの家族がゾウさんのお父さん達に会いに行くには少しづつお金が足りません。
「それでね、思いついたんだけどゾウさん達の大きな背中に合うシャツを作って、」
きつねのへいすけは大きな身振りと大きな手振りで話をします。
「シャツを作って?」
ビーグル犬の社長がきつねのへいすけに続けて言います。
「シャツを作って、そのシャツに森にあるお店や会社の宣伝を載せるのさ。」
と、きつねのへいすけ。
「宣伝を?」
と、ビーグル犬の社長。
「そう、みんなで、たくさんのゾウさん達が旅行するだろ?色んな場所を通るだろ?旅行の途中で。」
と、きつねのへいすけ。
「途中で?」
と、ビーグル犬の社長。
「そうだよ、途中・・・いちいち同じ事を繰り返さないでよ!お花の腰が折れるよ!」
と、きつねのへいすけ。
「“お話の腰だよ、きっと。」
きつねのへいすけのアイデアはこういうことです。
ゾウさんの家族がたくさんの群れで旅行する時に、森にあるお店や森にある会社の宣伝を載せたシャツを着て歩けば、まわりのみんながめずらしそうに見るでしょう。
それはまるで森の中にある湖に集まる鳥達のように、きれいなコントラストを作ることが出来るんじゃないか?
それだけ目立つ宣伝が出来れば、森にあるお店や森にある会社から宣伝の為におかねをだしてもらえるんじゃないか、ときつねのへいすけが言うのです。
「そうすれば、ゾウさんの家族達は遠い暑い砂の国で働いているゾウさんのお父さんにあいにいくことができるんじゃない?」
と、きつねのへいすけが言いました。
この後きつねのへいすけとビーグル犬の社長は、森にあるたくさんのお店やいろいろな会社に、ゾウさんの背中に宣伝を載せてくれるようにお願いすることにしました。
「そうです、旅する広告塔です。」
きつねのへいすけとビーグル犬の社長はいろいろなところで話しました。
さて、森にあるお店や森にある会社は分かってくれるでしょうか?
このお話の続きはまた明日。