1996年の日本は、インターネット黎明期によるインターネットバブルに沸いていた。

MOSAIC(モザイク)という名前のブラウザは、世界中に散らばる15万台近くのインターネット端末にインストールされて、インターネットユーザーに密かな楽しみを提供していた。

電子メールはTelenetでも使える万能型通信ソフトで、多くのインターネットユーザーは連絡を取り合っていた。

このソフトウェアは、インターネットが流行る前に日本中で一世を風靡したBBS(ブリトゥン・ボード・システム)(ブリテン・ボード・システム)と呼ばれる電子掲示板の地域型電子掲示板を意味する草の根BBS(くさのねびーびーえす)や大手の電子掲示板のニフティーなどでそこに書き込まれた内容を閲覧及びダウンロードするために使用してた物であった。

当時、SGI(シリコングラフィックス社)を経営していたジム・クラーク氏は、スーパーコンピューターの製造と販売を営むSGIの事業の傍ら(かたわら)で、インターネットブラウザのMOSAICを超えるブラウザを作るべきだと思った様で、アメリカ、イギリス、そして、イタリアのハッカーに打診をした様であった。

1997年には、カナダ連邦(カナダ)でも町中の電気屋でパッケージ版のブラウザを購入することができる様になっていた。

その筆頭は、ジム・クラーク氏の率いるネットスケープ社のネットスケープ・ナビゲーターであった。

でも、そのブラウザの表示画面を担うレンダリングエンジンは、MOSAICのそれと余り変わらず仕舞いであった様であるのだが、ネットスケープ・ナビゲーターの次にネットスケープ社はネットスケープ・コミュニケーターと呼ばれるブラウザと電子メールソフト、ウェブページ作成ソフトを一つに纏めた(まとめた)ソフトウェアをリリースした。

このネットスケープ・コミュニケーターは、全てに於いて(すべてにおいて)ネットスケープ社のオリジナル製品であったのだったが、ソフトウェアが強制終了するなどのバグの多いソフトウェアとしても有名であった様である。

後に、ネットスケープ社は解散し、そのプログラマーの代表格であったマーク・アンドリーセン氏は「開発していたソフトウェアのソースコードには、多くのバグがあり、その品質管理に同社は問題を多く抱えていた」と内情を告白していた。

ネットスケープ社のネットスケープ・ナビゲーターのソースコードを受けた米国のMozilla.orgは、その購入したソースコードに有る無数のバグを問題視した。

Mozilla.orgは、その後のプレスリリースでネットスケープ社から購入したソースコードを凍結することを発表し、Mozillaブランドの新ブランドを制作することを発表したのであったのだが、時はブラウザ戦国時代であったために、多くのインターネットユーザーは、マイクロソフトのInternet Explorer(インターネット・エクスプローラー)を使用していた。

2002年に米国のGoogle社は、新ブラウザを発表した。

そのブランドは、Google Chrome(グーグル・クローム)と呼ばれたソフトウェアであった。

Chromeは、拡張機能を持つ次世代ブラウザとして、多くのインターネットユーザーを惹きつけた。

2000年頃にGoogleが、発表したインターネット検索サイト「Google」は、このGoogle Chromeとの親和性の高さから多くのインターネットユーザーを満足させた様であった。

我らのマイクロソフトのInternet Explorerは、同社の新技術であった「Active X」を組み込んだWindowsの新バージョンの登場で市場を沸かせたのだった。

だが、インターネットユーザーの端末をインターネット経由で他のインターネット端末で遠隔操作できるという仕様が、功を奏することは無かった。

インターネットに付いて学ぶ人の多かった2000年頃からの時代は、インターネットセキュリティに関心を抱く人が多く現れたのだった。

セキュリティソフトを販売するシマンテックやマカフィーは、アンチウイルス対策ソフトだけでなく、インターネット接続を監視するセキュリティソフト対策ソフトも販売し始めた。

この時代の主人公は、イスラエルのICQ(アイシーキュウ)と呼ばれるオンラインチャットのソフトウェアであった。

多くのインターネットユーザーは、このオンラインチャットソフトで出会いを求めたり、速報を相手に届けたりした。

2022年頃、マイクロソフトは、自社のブラウザの機能を大きく変えた。

それまで自社開発していたMicrosoft Edge(マイクロソフト・エッジ)は、そのレンダリングエンジンをGoogle Chromeのそれと同じ物を使用する様にして、お互いの製品でウェブページが同じ様に閲覧できる様にした。

この互換性の維持は、多くのインターネットユーザーに平等を与えた。

今後のインターネットユーザーは、何を求めてこのまどろみを楽しむのだろうか。

インターネットで眠った力は、やがて新たな文化やサブカルチャーと呼ばれるニッチの世界に大きな貢献を残すことだろう。

「色」「形」「暗号」のどれを取っても大金を稼ぐアイテムの一つずつになるだろう。

我らのマイクロソフトは、Windowsに「スマートフォン連携」を既に実装している。

我らのマイクロソフトは、Windowsに「Linux」のサブシステムを既に実装している。

これらは、何れ多くの富を齎す(とみをもたらす)だろう。

外部接続機器の有料化は、多くのWindowsユーザーにビジネスチャンスを与えるに違いない。

ポケモンの機器をWindowsの外部接続機器として接続するとWindowsの大画面で楽しむことが出来そうであった。