本日「天守千鳥の会」勉強会が松江市で開講した

暑い1日だったが 部屋は空調が効き とても凌ぎやすく

楽しい時間が過ごせた

 

     先ずは ムードメーカーの作品を紹介しよう

 

       

 

           佐藤 範子さんの正風体立花

 

近くで採取された花材を使われた   この作品では 百合の表情が素敵だ

最近メキメキと腕を上げられた

今後が楽しみだ

 

 

        

 

ここからは ネームプレートを置く

とても繊細なリヤトリスとススキの出会いが

なんとも言えないくらい素敵だ

中段から下段の色の使いも見どころである

 

    

 

       

 

立て花は最近人気があり多くの皆さんが親しまれている

作家も当然ながら 素直な構成をされていて 見飽きない 

 

 

 

        

 

砂物とはこうあるべきだと教えられる一作だ

高さをおさえて 横への広がりを強調された また左右の空間構成には多くの学びがある

 

 

 

 

        

 

砂物はいつもドリルやカナヅチ  ノコなどを使うことはなく 

 ご覧のように優しく小振りに構成したとしても十分な見所がある 

 

   

 

 

       

 

なんと優しく可愛いことだろう お花屋さんで求める しっかりした花材も良いのだが

ご覧のような繊細な 花や葉には魅力を感じる

 

 

 

 

      

 

なんと大胆で粋な構成であろうか 強いものと限りなく優しいものの出会いには心がときめく

下段の細やかさに対して上段のおおらかな構成がたまらなく良い

 

 

 

 

       

 

背の高い花瓶に背丈をひくく 構成された

伸びやかさを強調されるため一枚のオキナワシャガが効果的に働き見応えのある作品になった

 

 

 

 

      

 

なんと小粋な作品だろうか

垂れるものと きおうものの陰陽構成は基本的に持たれていることと思われる

 

この作品では気力を込められたことが感動を与えるもとになっているのだろう

 

 

 

        

 

なんと大胆な構成であろうか  上段の三種花材の高さは同じなのに

そうは感じさせないところが作者のうまさであろう

色使いにも我々が学ぶべきところが多い

 

    

        

 コシアブラと黒のカラーをで合わせ真とされ  請けのススキと桔梗の対比が見事だ

常日頃の稽古の深さが感じられる   素晴らしい

 

       

       

 

 

杜若はこんなに美しいのかと再認識した一作

コシアブラの枝を無理なく使われたため 池坊伝統的美感の(作為的にならない)の教えが出た作品である

 

 

 

 

 

        

 

このような 基本的な作品もとても大事なことで 作家は基本に戻り取り組まれた

ちなみにこの花器はご主人が作られたもので 本日数展の作品にも使われていて お互いの愛情が感じられ

微笑ましい空気が流れたのである