【呑川の会 7月定例会】昨日は、地元事務所での事務整理を終えて、呑川の会定例会に参加。

地元の都市河川 呑川を愛する皆さまと、水質浄化に向けた行政との連携、小学校と連携した環境教育の取り組み、池上図書館での「呑川講座」について意見交換。

『呑川中流域の環境保全』をテーマに、
大森青ベカカヌークラブ 長谷川充弘さんより、
自然河床区域の改善提案について、お話を頂きました。

令和3年大田区が、自然河床区域を全て壊して、コンクリート護岸に変えてしまい、今、自然河床が残っているのは、東京都のモデル事業として作られた、ほんの1箇所との事でした。

かつて内川が暗渠化の計画があり、市民が声をあげて計画の撤回となり、今の内川があるという歴史も伺いました。

大森青ベカカヌークラブのHPより、長谷川さんが取り組んでいらした環境提言を読むことが出来ます。

【自然河床区域】は
いきものたちの大切なゆりかご

渡り鳥も年々増えている、カルガモも見られる。

呑川の会でも、昨年8匹のカルガモのこどもをウォッチしていましたが、

2024年6/7から、6/12までの12日間だけだった。
との事。

鉄砲水で流される命
ヒナ生存日数

自然河床

その他の課題】
1、大田区は自然河床区域をなくしたい
・河床清掃としてヘドロ回収脱水方式を2回実施したが、ヘドロはなく河床清掃で発生した植物繊維のみ

2、カルガモの営巣場所確保
・意外な場所で営巣可能

3、カワセミの営巣場所の確保
・護岸の排水口を活用
・近くに小魚を獲れる水面があるのが望ましい。


もり愛も、大田区議会議員時代から、呑川の水質浄化、生物多様性の再生を求めて、
都議会では、清流復活事業の充実を求めています。

区議会議員時代、自費で韓国の清渓川にも視察に行った際には、
清渓川では、高速道路の暗渠となっていた清流が50年ぶりに復活して、多くの動植物が戻ってきている事例も伺いました。

一方で、大田区の河川対策を見ていると、
生活者の視点から、ユスリカの発生抑制対策として河床清掃やスカム対策に力を入れていますが、
護岸だけでなく、河床においても、自然を再生する事の大切さ。

7月は、河川愛護月間です。7月24日には、
「東京の川を考えるシンポジウム2024」が開催されます。
つどう・にぎわう・こころ潤う 東京の川

『生物多様性地域戦略』を改定した東京都として
環境建設委員会でも、引き続き、都民がもっと親しめる都市河川における生物多様性の再生、自然河床の再生に組んでいきたいです。