【羽田空港で発生した航空機火災への東京消防庁の対応について】

本年は元旦の大地震、1月2日の羽田空港での航空機火災と、大変な1年の幕開けとなってしまいました。
被災された方々に心よりお見舞いを申し上げ、
亡くなられた方々に心より哀悼の意を表します。

海上保安庁機は、能登半島地震へ支援物資の搬送に向かっていたものであり、胸が締め付けられる想いです。
年始から被災地支援にご尽力を頂き、心より敬意と感謝を申し上げるとともに、
二度とこの様な痛ましい事故が起きぬ様、原因の究明と再発防止が求められます。

一方、379名もの乗員乗客を18分で、炎のあがる旅客機から全員避難が出来たことは、
まさに奇跡であり、日頃からの訓練の賜物です。

報道によると、機器の故障で機長との連絡が取れぬ中、客室乗務員の迅速な判断で、避難が開始されたとのこと。
14名の方が喉を火傷されたとの事で、気道を火傷するほどの炎が迫っていた中で、
全員の命を救った的確な乗務員の指示と乗客の行動、現場の的確な判断に、あらためて、心より敬意を表します。

昨年10月26日にも、東京消防庁、大田区、羽田空港、地元医師会、消防団等が連携して、「航空機事故対処総合訓練」が行われ、日頃の訓練の重要さを実感します。

消防署より、大田区内を守るための1台を残し、全消防署の消防車が出動し、都内115部隊の消防車が出動して消火にあたり、1月3日午前2時15分頃に鎮火したとのことです。

都議会としても、都民の命と暮らしを守る為、
更なる地域防災力の強化に全力で取り組んで参ります。

〈東京消防庁より共有〉
2024年1月2日(火) 20:31
【消防庁】羽田空港で発生した航空機火災での当庁の対応について

当庁の覚知時間は17:56で、20:00現在で蒲田消防署や第二消防方面本部救助機動部隊など
107隊で活動中でございます。

JAL516便の乗員乗客については、避難済みとの報道がなされておりますが、消防機関としては
現在けが人の有無も含めて確認中となります。
また、海上保安庁の乗員6名のうち、機長がけが人(けがの程度は確認中も意識はあり)、
5名が逃げ遅れと見て救助活動を実施しております。
※20:20時点、救助5名(現場のDMAT医師により4名死亡確認、残り1名は確認中)

引き続き航空機2機が激しく延焼中のため、消火活動と並行して、けが人の確認など含め対応してまいります。

1月2日 23:56〉

当庁の覚知時間は17:56で、23:30現在で蒲田消防署や第二消防方面本部救助機動部隊など
115隊で消火活動及び救助活動を実施しました。

海上保安庁の航空機火災は鎮圧しており、JAL機についてもほぼ消し止めておりますが、
引き続き消火活動を続けております。

JAL516便の乗員乗客については、379名全員避難確認済みとなりまして、
当庁が搬送したけが人は4名です。(中等症2名、軽症2名、全員意識は清明です。)
その他、空港内のクリニックにて処置を受けた方が10名おり、クリニック医師により
搬送の要無しとの情報です。

また、海上保安庁の乗員6名のうち、機長を病院へ搬送し、重篤となっております(意識はあり)。
残り5名を救助し、現場のDMAT医師により5名全員死亡確認となりました。

都内115部隊の消防車が出動して消火にあたり、
1月3日午前2時15分頃に鎮火したとのことです。

今回の事故により各社運航に影響が出ております。各航空会社のHP等をご確認ください。