【児童相談所サテライト・練馬区子ども家庭支援センター視察】子どもの命を守る為の体制づくり
今月11月は児童虐待防止推進月間。
昨日は都民ファーストの会自治体議員連絡会で、練馬区子ども家庭支援センターを視察させて頂きました。

これまで広域行政として、東京都が担ってきた児童相談所設置ですが、近年の虐待の増加に、地域で迅速に対応するため、区市への移管が進んでおり、大田区でも児童相談所設置の準備が進められております。

一方で、練馬区では一貫して「区への設置は行わない」との姿勢を示して、
区の子ども家庭支援センターの中に、東京都児童相談所のサテライトオフィスを設置して、東京都との連携を深めています。

また、今回の視察で感動した子育て支援施策
「LINEを活用した保育指数シミュレーション、保育施設検索サービス」
保育園探しや、入園に必要な自分の保育指数を、
役所の相談窓口に行かなくてもLINEのチャットbotに入力するだけで、とても簡単で感激でした!


また、個人情報入力の必要がなく、色々なシュミレーションができる事は、育休後の女性が様々な働き方を想定することもできて、素晴らしい✨

保育園の入園相談が3時間待ちもあったとの事で、
これはぜひ、多くの自治体でも導入して頂きたいと感じました(感動✨)

児童相談所のサテライトオフィスと連携し、
東京都の児相とテレビ会議で
虐待通告の振り分け
→ 何処で保護されるのが望ましいか、振り分けが行われる。

週2回振り分けを行なっている。

去年の10月東京ルールの改定により
児童相談所から、子ども家庭センターに落としていくとしているが、件数は増えていないと、参加の区議さんから伺いました。

子ども家庭支援センターの中に、児童相談の拠点があり、事案を受ける調査係を新設。
日頃から児相とのやりとりができている事で、互いの雰囲気を普段から理解できる所が大きい。
とのメリット。

一時保護所を区内に設置すると、連れ戻しに来る親の対応など、
広域自治体だからこその役割を求める声も聞かれます。

一方で、「本当に緊急時においても、あくまでも子ども家庭支援センターなので、法的根拠を持った介入が難しい」との緊急事態応援への懸念も聞かれました。

制度や所管の縦割りではなく、子ども達の命を守る事を最優先に、どの様な児童相談機能の強化が求められるか。

とても多くの貴重な学びを頂き、自治体議員さんから現場の課題や要望を伺い、
東京都で政策を実現していくために、しっかりと連携して取り組んで参ります。

また、虐待を未然に防ぐには、子ども自身、お母さんお父さんの小さなSOSを見逃さない事が大切です。
日頃から子どもと家庭に寄り添う、地域の見守り。

また、昨年蒲田で3歳のお子さんがネグレクト死した事件でも、コロナ禍で困窮している親子に、地域の子育て支援が届いていなかった事が、本当に無念でなりません。

日頃から、「子育て家庭の困った」に寄り添い、
身近なに声を寄せてもらえる相談体制と、地域の課題をシームレスに児童相談所と繋ぐ取り組みとして、練馬区の児童相談所サテライト事業は、とても良い取り組みだと感じました。

子どもも一緒に、相談を受けられる安心感のあるスペース

◯ 練馬は、人口74万人と大田区とほぼ同規模の自治体ですが、区内に5箇所の子ども家庭支援センターがあり、当日ネットで空き状況を確認して利用できる「当日利用可能な一時預かり」は、
大田区でも必要とする声が多くあり、とても必要❗️
子ども家庭センター育児支援ヘルパー、ファミリーサポートを活用した、ショートステイ事業など、

他区の取り組みから刺激を受け、良い取り組みは都内で横展開しながら、大田区・東京都の子育て支援の充実に取り組んで参ります!