【第47回 ふぼれん総会】大田区の子育てネットワークで全ての人が輝く成熟社会の創造と子どもも高齢者も元気になる「まちづくり」の在り方を目指して

昨日は、「ふぼれんネットワーク総会」から一日のスタート!
区議会当選前から、会員として参加させて頂いている大田区の子育てネットワーク「ふぼれん」。現在は、私自身、娘を育てる大田区ママとして、「地域でもっと親子で楽しめるイベントがあったらいいな!大人も子どもも、誰もが自分らしく輝く社会づくり、子育てネットワークづくり」に取り組む【おとな&こども・ほっとネット】世話人として、子ども食堂の運営や親子イベントの運営に携わっています。


2月以降、多くのイベントの開催が自粛・中止を強いられる中、地域のつながりの在り方そのものが問われている中、おとな&こども・ほっとネットでは、6月27日にオンラインイベントを開催する事と成りました!
13時から、Facebookでライブ配信!ぜひ、おとな&こども・ほっとネットのページからご参加ください💕


大田区子育てネットワーク【ふぼれんネットワークの総会】では、ふぼれんの1年間の組織と活動のまとめが報告され、参加者一人ひとりから、自己紹介とコロナ禍の課題と思いなどを共有して頂きました。大田区の子育てに携わる皆様と、現場の区議会議員さん達も多く参加され、意見交換をさせて頂きました。


私自身、都議会議員となる前には区議会議員として3期9年活動する中で感じてきた現場の課題。東京都や国がもっと取り組むべき課題について、コロナ禍で、これまで社会が抱えてきた課題や問題点があらわになり、ただ元の社会に戻るのではなく、社会的変革が求められていると考えます。
東京都議会でのコロナ禍での取り組みなどをお話しさせて頂きました。

2月26日に安倍総理より、急遽全国一斉休校の要請を受け、「一日の栄養を子ども食堂でしかとっていない子ども達が居る」という中で、何とか給食を続けて欲しいと政調会から小池都知事に要望し、小池都知事は、2月28日の議会答弁で「給食に取り組む自治体に東京都が費用負担する」と、休校中の給食について迅速に予算を付けました。
しかし、実施主体は自治体なので、大田区では小学生だけで4万人と規模が大きいため難しい。と、給食の提供は行われませんでした。

加えて、多くの子ども食堂がコロナの影響で運営できない中、「だんだん」等、テイクアウトで給食の提供を続けて下さっており、食事の提供だけでなく、子どもと親御さんの不安や悩みに寄り添う、心の支えになって頂いています。
6月3日の本会議でも、コロナ禍で影響をうけるご家庭に届く様に、都として一層の子ども食堂への支援強化を訴え、テイクアウトにかかる容器代や保冷剤、感染症防止策等、子ども食堂予算の補助金の増額が決定しました!
加えて、都民ファーストの要望から、ひとり親家庭支援の強化を要望し、ひとり親家庭への食料品の支援強化も実現しました!

また、地域の不動産屋さんより、「コロナ禍で、孤独死が増えている。」との声も伺い、地域の見守り活動が難しくなっている中で、孤立により失われる命があってはなりません。
この間、私も仕事を失った方の生活保護申請や、ご自宅で意識がもうろうとして救急車で運ばれた方も居ます。
コロナの影響で自宅から出られない自粛生活の中で、子育て家庭も、ご高齢者も、地域での孤立を防ぐための取り組みの強化が求められます。
この件について、私も東京都総務局に質問し、旧来の自治会町会活動が制限される中で、地域活動においてもオンライン化を支援する事が可能との答弁もありました。

本日の総会にご参加の、ポールウィーキングの木谷さんの取り組みなど、大田区では、地域ごとにポールウォーキングの楽校が設立されており、3密を防いで、屋外で体を動かす取り組みは、とても素晴らしいと感じます。高齢者の介護予防だけではなく、子育てママさんにとっても、子どもをおんぶしながらのポールウォーキングも、多世代交流の良い機会になると感じました。

自粛の中、感染拡大防止協力金に、当初NPO法人が対象となって居なかった課題についても、これまで都知事に約30回に及ぶ要望書において、切実な地域の課題をお伝えし、
NPO法人も協力金の対象となりました
また、全国一斉休校により、特別支援学校の休校を強いられている自治体も多い中で、東京都は、特別支援学校については、感染防止策を講じた上で、必要とする子ども達が出来るだけ学校で過ごせる体制整備に取り組みました。現場の先生方に、心より敬意と感謝を申し上げます。

また、外出自粛期間中も、Zoom会議など、子育て家庭の皆様と意見交換をさせて頂く中で、
不登校のお子さんが、「学校再開で再びうちの子だけ取り残されてしまうのでは?」との不安の声を伺いました。
オンライン教育は、コロナ禍の一過性のものではなく、不登校のお子さんにとっても、再び学びと繋がる良い機会ととらえて、子ども達が多様な学びと繋がる支援の充実を求め、誰一人取り残さない学習環境の整備を訴えました。

東京都教育委員会からは、「不登校のお子さんも、オンライン教育での学習と、学校の先生・児童生徒との交流の機会など、オンラインを活用した学びの機会の保障に取り組んでいく」との答弁を頂きました。
また、東京都では、感染リスクの高い妊婦さんの感染防止策の強化として、「とうきょうママパパ応援事業」の中で、出産祝いパッケージの1万円に、タクシー券・1万円が上乗せされました!

この事業においても、大田区では妊婦さんに『子育て支援のカタログギフト』が贈られますが、多くのママたちとお話しする際、求められているのは、【もの以上に、支える支援サービス】である事が分かります。
産前産後ケア事業や、ママが美容院に行ったり、ほんの少しでも自分の時間を得られる“理由を問わない一時預かり”等、子育て支援サービスのバウチャー券を、この機会にカタログの中に追加して頂けたらと願います。
今回は、コロナ対策の補正予算で、妊婦さんのタクシー券について大田区でも事業化されたと、野呂区議よりご報告いただきました。

東京都としての給食支援事業や、子ども食堂支援、ひとり親支援、周産期医療の充実、タクシー券・ベビーシッター券、ひきこもり・不登校児童へのオンライン教育、児童虐待の課題等、東京都で予算がついても、現場である区議会で事業化されなければ、大田区民の皆様に届かないので、都と区の連携の重要性についてもお話をさせて頂き、
総会には、大田区議会議員より、のろけいこ区議、椿真一区議、北澤潤子区議、庄嶋区議が参加され、
都議会と区議会の一層の政策連携が出来たらと願います!

ふぼれんネットワークのチームふぼれんの活動】
・おおもり・まちづくり協議会
・高齢者元気プロジェクトおおもり
・おとな&こども・ほっとネット
文化の森で、おとなこどもほっとキッチンの開催
・キッズミュージックフェスティバル実行委員会
・おおた・子育てわいわいフェスタ
・地域学習教室いるか
・放課後等ディサービスこどもラボ

昨年の2月からのイベントは、全て中止になっている中で、大田区の市民活動団体が相対的に大変な状況になっている。
区民活動団体そのものが、解散する団体もあるのではないかと、不安を抱えている状況がある。

区内に約500位の、区民活動団体がある。NPO法人だけで300以上、スポーツ団体500、自治会町会250
地域改革を目標に掲げている団体は多くない。
【住民自治の重要性】長野県田市 住民自治から地域自治、区議会を17年間連続傍聴しながら、区政にも政策提言を行ってきた。

子ども食堂を継続的に運営していく事。
若い方に参加して頂くイベントを、どの様に運営していく事が出来るか。
そもそも、イベントは密になるもの。
―子ども家庭事業部の対応、家庭地域協議会
発達障害の講座:上原先生
くれよんクラブの安定的な運営、男性保育士の交流会

居場所 : 高齢者の居場所
民生員活動をしていると、毎週のように、認知症の報告がある。
地域包括支援センターからの連絡、65歳以上の5人に一人が認知症になると云われる中で、
新しい21世紀のネットワークをどの様に築いていくか。

「社会貢献と社会改革」の統一と、社会的調和と社会的連帯の促進。
誰も排除しない社会づくりが大切。誰もが輝く環境づくり

これまでは、毎月2回ほど、300名規模のイベントを開催して生きたが
新型コロナの影響を受けて、大きなイベントを開けない状況が続いている。

大河内さんより会計報告〉

自己紹介と質疑応答】

ふぼれん会長 岡本ともこさん〉
おとな&こどもほっとネット世話人、子ども食堂の運営。コロナのあおりで休校となった際、子ども達の居場所が無い。市民団体は、そういう思いを発信できる場であると考えている。
梅田小学校で、小学校内で初めて子ども食堂を開催させて頂いたが、今は、開催できない。会場を借りる事が出来ない状況がある。地域の方の熱意で、個人食堂で始まりつつある。


社会福祉協議会 子ども食堂 高橋七海さん。

石原さん〉昨年より、長生会:高齢者元気プロジェクトで活動している。
これまでは、PCR検査キットを作ってきたが、
昨日、抗原検査キットを作る仕事の受注が来た。1日2万個以上の生産。

おとな&こどもほっとネット会長益光久美子さん〉昨年は、おとな&こどもほっとネットで、子ども食堂かまたの運営。
ひとり親家庭の方の、週5は牛丼に頼らざるを得ない日常、お母さんへのケアが足りていない状況を目のあたりにした。6月20に文化の森で子ども食堂の運営を予定している。
3密を避けながら、第3土曜日の夜の開催を予定している。
「ママまるしぇ」大田区のママさん達が自分たちの特技を生かしたフェスティバルを、
今年は、Zoomを活用して、動画配信でのイベント実施を企画中、集まれない中でも、子育て家庭がストレスを発散して集まれる場をつくりたい。

おとな&こどもほっとネット共同代表ワコウさん〉小学校では、何もかも交流がストップしてしまった中で、僕たちに出来る事があるのではないか。オンラインイベントの開催に向けた準備を進めている。
大人たちが、子ども達に希望を見せられる社会になったらいい。
→ ふぼれんのメールにリンクを貼って、告知をお願いします。
Facebookページで、公開しているので、ぜひご覧ください。


木谷ポールウォーキング研究所 木谷さん〉
3月からポールウォーキングのイベントも全て中止されている状況がある。
各出張所管内で、開催。六郷地域力推進センターでの、リーダー研修会。
地域ごとに、リーダーがいる事で、シニアがシニアを教えるという事が、参加する方にとっても、希望や自信となる。
東宝医大 松永さんという看護師さん。子育て世代のポールウォーキングを呼びかけている。子育て世代へのプログラムにも、ポールウォーキングが連携出来たらよい。
今までは、高齢福祉課の事業であったが、多世代が一緒になって楽しめるスポーツではないのか。コロナ禍で、高齢者も家から出られない中、フレイルが心配される。

荒井さん 大森弥生ハイツ〉
おおた高齢者見守りネットワーク マチナカ健康プロジェクト。みまーもの経理。
地域と高齢者との交流事業。少林寺拳法、東京都大会ベスト4位。
地域の高齢者体操も実施できなかった中で、地域との交流をどの様に進めていく事が出来るか。高齢者施設の中にいる専門職の方と、地域の連携。


区議会 椿さん〉区議会の与党として、スピード感をもって変えていくべきところ。
こども食堂に対する取り組み、フードドライブを通して、企業から食品を集める取り組み。
ひきこもりの実態調査を都として取り組むことが、やっと決まった。区内推定1万人15歳から64歳。8050問題を放置しない。避難所の課題。畳5000枚の提供→避難所へ

菅野さん〉大田市場とフードバンクの連携に向けて→ これからの避難所運営の課題、新しい仕組みづくり。大阪には、大きな倉庫があるので可能

20、馬場さん〉大田市場の仲卸で仕事をしている。野菜の直販の所で、
大田市場は、東京都の管轄で、コロナ対策もとても厳しい対策が取られている。
自粛の日々で、大田市場からコロナを出さないという、戦いを続けている。
大田市場は、大きな倉庫が無いので、殆どが廃棄処分をされてしまう。
場内の痛み 箱で販売するものと、場内でパック作業所が整備されているため、食べられるものは、極力持ち帰って無駄を出さない取組が行われている。場内で出たごみは、お金を払って処分している。1枚450円、

区議会 のろけいこさん〉区議会の顔が見えないと云われてきた。
2,3月、区長への申し入れ。教育委員会、学校が休業という中で、児童館・保育園は保育を続けている。この間、ひとりの感染者を出すことなく、
こども、ひとり親世帯、この2か月で、認知が始まってきてしまっている。すごく大変なこと。外に出ない為、骨折をする人が増えている。月一回の老人クラブも開催できず、自粛自粛の中で、弱い人たちにしわ寄せが行っている。町工場でも仕事が減ってしまっている。


佐藤さん〉大森まちづくり協議会、高齢者元気プロジェクト事務局
1人暮らしで、しゃべらないと声も出なくなるし、歩けなくなってしまう。
毎日目標を立てて、一日6000~7000歩を日程にして歩いていたら、筋肉がついてきた。お天気の良い日は、外に出て、自分で行動を起こすことに、80歳を過ぎるとパワーが居る。高齢者の方々が、一日一歩でも、外に出られるように。

小野寺千恵子さん〉高齢者元気プロジェクト、3月から3ヶ月ぶりに外に出た。
5年前までポールウォーキングの生徒だった。家の中での体操が精いっぱいだった。

区議会 北澤順子さん〉子ども食堂の運営、大人も子どもも地域の方もとても楽しそうに開催していた。各地の子ども食堂 区内20個の中で6つのテイクアウトを実施されている。
南六郷のラーメン子ども食堂。団地の一回で、高齢化が進んでいる中で、高齢者と子どもの交流、多世代の人を元気にする力。大森のツグミさん。
高校生のボランティアリーダーさんが、子ども達のお世話をする中で自信を得た。
青年会議所と子ども食堂支援→7日間の飲食店の売り上げは、だんだんさんに寄付された。
一方で、学校が何が出来たのか。73万人の人口が居る。学校の役割。藤沢市等、児童に希望を募って、給食の配布をできた学校もあった。根本的な格差の問題。
東京JCと子ども食堂の連携事業については、私も東京JCメンバーとして、【ありがとうのお弁当プロジェクト】立ち上げを応援させて頂きました!
子ども食堂だんだん×東京JC×区商連の連携で、地域の飲食店のお弁当をだんだんさんを通じて子ども達に届ける。素晴らしい事業だと感じました!

宮澤さん〉くれよんクラブ、新しい仕組み、今年還暦を迎える。
民主主義って、本当に時間のかかる問題。戦後の民主主義、世界の視点。やり方を根本的に変えていかねばならない時代に来ている。
人と直接かかわる、僕らの仕事が、人と関わらなくなったら、何が仕事になるのか。
今年はわいわいフェスタも無い中で、放課後等デイサービスという仕組みを、どの様に役立てていくのか。施設は、来月で9年目に入る。12年という限られた時間の中で、第2世代

区議会 庄島さん〉5月から新しい会派「エール大田区議団」5名以上でないと交渉会派となれない。コロナ禍の学校運営。学校に課題をだすといわれても、在宅学習にスムーズに移行できるように、学校側に準備をして頂きたい。学習面と給食。学校給食の意味、学校において食事を提供することが学校の役割なのか?という意見。
昨年度、子育て支援計画、平日の夜にパブコメの説明会に、殆ど出席者が居ない。プレイパーク、今週の木曜日から第2回定例会。

アルプス子ども会 事務局丹野さん〉
毎年、夏のサマーキャンプ、夏冬、寒中、こどもと保護者が参加できるこども会46年目
3月以降、子どもを守りたいという、春の子ども会は実施。急遽、緊急春合宿を実施した。
こどもの利益を考えて、夏も開催をしていきたい。児童養護施設の子ども達を夏のキャンプに招待できないか。レディフォーで、クラウドファンディングでの実施。

石井香里さん〉戸塚区から、自然の中で暮らし始めた。人と人とかかわっていく事の大切さ。
中1と小4の子ども達、学校に行かれないので、友達を作る時間もない。
学校の学び以外のところで、子ども達が育つという事。



ラトレ 相澤ようこさん〉昨年初めて、キッズミュージックフェスティバルを立ち上げた。
クレヨンクラブ、長生会の皆さん、音楽で人と人とを繋げたい。合唱なので、早い段階で延期を決めた。12月にチラシを作る。ラトレ音楽教室、中学生は、人と会わない。
けんかや遠慮、人とのコミュニケーションの難しさ。子ども達の心も、急にもとに戻すことは難しい。家庭と学校だけではない繋がり。


富田さん〉わいわいフェスタ、小規模連絡会。生協から物がなくなってしまった。
第2波第3波、保育園は救援できない中で、現場から声を上げていかねばならない。
大河内さん〉
ふぼれんが、高齢者団体になりつつある中で、大田区がどの様な、子どもに対しての施策が薄い。こどもの育ちという点に取り組んでいない。ママたちの成育歴、
児童館が、全て小学校の中に入ってしまう中で、児童相談所がどこかへ行ってしまった。人材と、都からのお金が降りてこない中で、子育て地域包括センターの置きこみが、新しいものは何も作らず、機能だけとの説明では十分ではに。子どもの育ち、冒険遊び場も含めて、

パブリックコメントに、児童発達支援課がなくなってしまい、障がい者支援にまとめられてしまっている。障がい者の法律でくくられているものではなく、児童福祉法での枠組みの中で。

夏休みが15日間しかない中で、どの様に、こどものイベントを開催していく事が出来るか。