『東京都中央卸売り市場食肉市場』を
都民ファーストの会の有志での視察。
私も公営企業委員会委員として、東京都直営での食肉市場の現状と課題について学ばせて頂きたく参加させて頂きました。
東京都の直営での「と場」機能と「食肉市場」を併せ持ち、品川駅港南口のすぐ近くに、これだけの大きな市場がある事を知りませんでした。
「お肉ができるまで」のVTRでは、多くがオートメーション化されていると考えていたのですが、と畜解体には未だに人の手による高度な職人技が求められる現場を目の当たりにして、
命を頂いて生かされているという事を学ぶ事は、食育にとても重要であると実感しました。
一方で、歴史的背景や食肉処理業務に対する偏見・差別といった人権問題についても、正しい知識と理解が必要です。
都民に安心で安全なお肉を供給する為の、O157対策や狂牛病対策の安全対策と検査や設備の徹底、排水処理や臭いへの対応等、細心の環境対策も成されており、
現場からは、施設の老朽化や機能更新への要望も聞かれました。
食肉市場としては、全国から銘柄牛や銘柄豚が集まり、全国の食肉取引価格の目安となる「建値市場」としての重要な役割を持つ一方で、市場で取引されているのは14%と、多くが市場外取引である現状もあります。
都民の食の安全と安心を守り、市場がどうあるべきか、今後の課題のついても学ばせて頂きました。
市場長さんをはじめ、視察に対応頂いた都職員さん、お手配頂いた港区選出の入江のぶ子さん
貴重な機会をありがとうございました。
今後の公営企業委員会でも、都民の暮らしを支える公営企業のあり方について、都民の目線でしっかりと取り組んで行きたいです。