『第9回こども笑顔ミーティング』
「子どもたちにくらしの文化・歴史を継承する意味とは~伝えることの大切さを再認識する~」をテーマに、
昭和のくらし博物館 学芸員の小林 こずえさんより、家庭の衣食住に根ざした活動のお話をして頂きました。
昭和の暮らしでは当たり前であった、
日々の暮らしの中で季節を感じる四季の行事や生活の知恵。

それらは、手間暇をかけて丁寧に暮らすという
とても豊かな時間であるように感じました。

技術の進歩により便利になっているようで、
逆に携帯やPCに日々を支配されていないだろうか?
ワークショップでは、子ども達に継承して行きたい文化・歴史について大学生さんから、お孫さんに伝えたい文化まで、多世代で語り合いました✨

大学の教授より「情報化社会に中で、知りたい情報だけ検索できてしまう為に、若者が驚く程情報が狭い」と伺った事があります。

生活様式の変化がもたらしたもの。
便利になった様で、逆に携帯やネットに振り回され時間を支配されていないだろうか?

『真の豊かさとは何かー?』という問いは、
私の大学時代のゼミの研究テーマでもあります。
当時、国際経済学部でグローバル社会において、世界中がアメリカの劣化コピーの様な社会になっていないか?
本来、もっとそれぞれの国の伝統や郷土の文化に根ざした発展、開発の在り方が望ましいのではないかと考えていた学生時代。
しかし、世界の貧困は無くならず、格差は広がる一方だ。

手間をかけ、四季の豊かさを感じられる暮らしを子ども達に伝えたい。

春には近所で竹の子掘りをしたり、5月にはサツキの花の蜜をおやつにしたり、七夕には笹の葉を飾り、秋には屋根に上り庭の柿や栗を採りご飯を炊いたり、むかごを採ってホクホクと美味しかったこと✨
そして、お正月準備に古布を再利用したハタキをかけたり、お正月飾りの〆縄を編んだり、
お正月のおせち料理を教えてもらったり。
おばあちゃんと庭の草むしりをしてどくだみ茶を作ったり。

思い出すと涙が出るほど、豊かな四季の味わい方を教えて貰ってきた✨

祖母や母に教えて貰った日本の四季の豊かさを私も、娘に伝えて行きたい。

『昭和の暮らし博物館』には、懐かしい暮らしの知恵が今も息づき、伝えて頂いています。
近くにありながら、まだ伺った事が無かったので、ぜひ伺ってみたいです!
{D5E2F695-24EB-4C29-9C45-AA6C16479CDD}


↓以下、学芸員の小林こずえさんの お話より

障子貼り

家事が人を育てる

端切れではたき作り

野草茶づくり

すぎな?ビワの葉 どくだみ

生活の知恵

様々な年代の方と博物館のボランティアさん達とのつながり

昭和ファンの子ども達「昭和キッズ」
お手伝い大好き!

くらしの学校

83歳の館長さん

剥がした障子紙もとても貴重

昔は、習字の練習、かまどでご飯紙を揉んで落とし紙・トイレットペーパーや、

もったい無い文化

祖母達の当たり前だった事が

知らない事すら知らない。

普通の事が、とても豊かな事
「普通の暮らし」を伝えてゆく事

昭和の暮らし博物館の来場者は
年間4000名から5000名
平日10人程度、休日は30名

割れた食器の金継

繕い物講座 美しいつぎはぎ

2か月で12カ国の国から研修
戦後、何もない時代から日本がどの様に発展してきたか、昭和の暮らしは、アジアの国々にとっても学びが多いという。
{0E875B06-7007-4B3A-80EC-324E5A9130DC}

{5EDF864C-AC25-4BD6-B74F-E95B1191C2AB}

{51D482C1-0E97-4C01-978B-8BE502B31A1C}