国大を退官された先生は、逗子のかぐのみ幼稚園に行かれました。そのため、もりあげの研究会も毎月かぐのみ幼稚園で行われました。そこにも、県下から毎回多くの先生方が集まり、研究会を重ねていました。
ある年の大会で、先生が咳き込まれているので、みんなが病院で診察を受けるようにと勧めました。大きな病院にはすぐには入れなくて、逗子の病院に入院されていました。ある時、私は一人でそこの病院にお見舞いに行きました。個室ではありませんでしたが、私は、先生の背中の方に廻って背中をさすりました。先生は「いいよ」とおっしゃったのですが、しばらく黙ってさすっていました。背骨が針のようにトゲトゲしく、手の平にささるようで大変驚きました。(これは、今まで誰にも言ったことがありません)
思わず涙が出てきました。大切な先生。大好きな先生。今でもその感触が残っています。
<後日、お通夜で、先生の好きな岸洋子の「海よ教えて」を皆で歌ってもらい、私は指揮をさせてもらいました。>