「もりあげ」と聞くと、あの箱根のエネルギッシュな2日間とお世話になった人間味あふれる先生方のお顔が思い浮かび、なんとも熱くなつかしい思いで胸がいっぱいになる。
私を「もりあげ」に導いてくださったのは、中学の恩師、相場秀夫先生。今から46年前、私が大学1年生の時、「もりあげ」の大会の受付を頼まれたのがきっかけだった。(その後、在学中は毎年受付をやらせていただいた)
私の「もりあげ」の入り口が受付でよかった・・・。熱い思いが集って、活気に満ちていた大会。時には真剣に、時には和やかに寛いで・・・バラエティに富み充実した内容に皆大満足した大会。そんな素晴らしい大会を裏で一生懸命支えていらっしゃった先生方の真摯な姿を見ることができたから・・・。
普通の宿が、先生方のポップな手作り案内図やポスター、中山府二夫先生の作品等で、次々ににぎやかで楽しそうな「もりあげ色」に代わっていく。お祭り広場のように・・・。
印刷局では、提案発表後、各記録係から届いた手書きの原稿を次々と休みなく印刷する先生方の姿。翌日の午前中に行われた「10の技術」の様子までも印刷されたものを冊子にまとめ、帰路につくみなさんに渡していたのには驚いた。見事!
事務局では、あわただしく人が出入りし、いろいろ情報交換され、様々なことがてきぱきと決められ進んでいく。
裏方の仕事は忙しく、とても大変なのに、どの先生も笑顔で楽しそうに生き生きとしていらしたのが「すごい!!」と思ったものだ。
私も、受付が一段落すると「勉強していらっしゃい」と言っていただき、提案発表会に参加させていただいた。先生方が1年間頑張ってこられた熱意がそのまま子どもの作品に表れていて子どもの声が聞こえるようだった。「すごくいい!」いつか私も小学校の教師になれたらこんな風に熱い思いで子どもたちと向き合いたいと思った。
夜のお楽しみ会では、なんと、あの」小関利雄先生に似顔絵を描いていただいた。この色紙は、私の宝物である。
盛りだくさんのプログラムの合間に事務局へ行くのが楽しみだった。いつでも誰か知ら先生がいらして、忙しい中にも興味深い話をたくさん聞かせてくださった。現会長の佐々木孝先生との出会いもここで。人間味あふれるお人柄、引き込まれるようなお話が印象深かった。
たくさんの造形教育の感動と魅力あふれる「もりあげ」の先生方との出会い・・・。
このおみやげをいっぱいいただいた「もりあげ」は、私の人生の中でとても貴重なものになった。 (坂生まゆみ)