(5)Rome 06.12.24-25  


24日午後 コロッセオ
colo 日没の1時間前まで見学可。12月(冬期?)は3時30分までに入場と聞いて、「走れメロス」のように、走って走ってセーフ。


「クォ・ヴァディス」だとか「カリギュラ」だとか、

むかぁし読んだ小説や戯曲が記憶の底から甦って

目の前の光景と重なり、感動もひとしお。


↓コンスタンティヌス凱旋門とコロッセオ
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コロッセウムのすぐそばにある(切符は同じ)古代ローマの遺跡群「フォロ・ロマーノ」の入場も3時30分までということで(閉場は4時30分なのにぃ)、中は見られませんでした。


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夕暮れの中、入れなかったフォロ・ロマーノの南の端をせめて写真に。

この写真は、映画「ベン・ハー」の大戦車競走のシーンみたいに(映画はセットだったようですが)戦車を走らせた場所「チルコ・マッシモ」から撮りました。


サンタ・マリア・イン・コスメディン教会を経て、「真実の口」に行き、Mは「ローマの休日」のG.ペックのあの仕草を一応お約束風にこなしw、フォロ・ロマーノの遺跡が外からときどき見えるひっそりとした通りを歩く。

あっというまに日が暮れました。5時すぎだったでしょうか。


夕闇の中、前庭の広い明るい趣きの教会(地図にも名が載っていない)を見つけて遠慮がちに入ると、神父さんが一人で歌っていました。

明日のミサの予行演習? 信者が誰もいなくても、時間になればミサをするの?

一人朗々と歌うその声にうっとりして、旅は道連れで一行6人になっていた私たちは、このあと教会を見つけるたびに入るようになりました。

どっぷり暮れたローマの街の南から北に、歩いて歩いてカンピドリオの丘に登ると、遺跡が一望に見渡せました。絶景のビューポイントで、一行6人、しばし無言で見惚れます。
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ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂前のヴェネツィア広場につくと、三日月がぽっかり。いい写真ではないのですが、左に。

この記念堂は新しくて、地図にも名前が載っていなくてもなんとも趣のある教会や建物に比べると、落ち着きがなく思えるのでした。



ヴェネツィア広場から裏道を抜けて、ナツィオナーレ通りに。

ナツィオナーレ通りは、ローマの原宿といわれるらしいヴェネト通りのような洗練された通りではありませんが、古くからの大通りらしい佇まいで、おしゃれな紳士もののショップが目に付きました。

その途中で、また教会に、そぉっと入ると、ミサをやっていました。

立派な、古い、由緒ありそうな教会なのに、地図には名前がない。

ローマってすごいんだ!と、二度目の旅で実感する、なんて呑気な。


ナツィオナーレ通りを南西から北東に歩くと共和国広場に出るんですが、その手前の左角にローマ三越があります。

25日のローマはどこもお休みと聞いていたので、三越に期待していましたが、地元のお店だってまだ開いているところもある(閉まりかけていましたが)24日の夜6時すぎ、もう閉まっていました。いえ、お休みのようでした。嗚呼、ほんとにぃ。日本企業だろっ。日本的クリスマス感覚で24-25日も開けておいてよね、と、20代から60代までの5人の女性たちは口々に不満を言ったのであります。


共和国広場を抜けて、テルミニ駅へ。

無事、メトロの切符も買いました。前回、ひったくりに遭いそうになったので、メトロは嫌だったんですが、6人いれば怖くない?

切符はバスと共通で1回券1ユーロ(75分まで。バスと地下鉄の乗り継ぎも可)、1日券4ユーロですが、25日は地下鉄は午後1時までしか動かないのよ、ハレホレハ。バスは午後1時から4時の間は運休、なのだそうであります。

ヨーロッパのX'masは日本のお正月のようなものとよく聞きますが、それなら初詣用臨時便も・・・というわけではないのでありますね(x_x)☆\(-_-メ)バキ