・・・・師走、そう、 このシーズンになると
 

 年末助け合い運動!!
  寒風吹き荒む街角に、募金を募るボランテアの人が、
 箱をお腹に抱いて
  『募金お願いします!!!』
 って声をあげてがんばっている光景をよく目にする。
 
小生のリアル知り合いに『山さん』っていう人がいる。

 

山さんは青森県出身!
 青森弁をどもりながら話す、人見知りがちな人物である。

 

山さんは某有名大学を卒業して、中学校の教員免許も
 持っているのに、わざわざ関東・・しかも関東の田舎の方に
 上京して、一企業の工員さんとしてがんばっている。

 青森の方には、歳老いたお袋さんとお兄さん?が

 いるみたいである。

 

趣味はバイクと、パチンコ、それに筋肉を鍛えることである。
 上京する時も総重量30Kgの鉄アレーをバックで
 持ってきたくらい!マメな人(えっ?)である。

 もちろん彼女いない・・・
 友達といっても、我々数人の知り合いのみである。
 孤独が好きなのか?結果そうなのかわからないが

 

いつも一人だった・・・・ 


 会社の休憩時間もみんなよりちょっと離れたところで
 芝生での腹筋の後、空を眺めていた。

 

なんか、遥か遠くを何かを探すように眺めていた。
 
 『山さん!今、何思ってるの?』って聞こうと思うが
 何故か、いつも近づけない自分がいた。
 
  その山さん・・このシーズンになると街角の募金箱
 にバカバカ募金していく・・・・

 まあ5千円は当たり前、だいたい1万円ずつ入れていく@@;
 そんなに給料もらってないのに・・
 
 何時だったか山さんに

   「山さん、今年はどのくらい募金したの?」って聞いたら
   「いやぁ 今年は少ないです! 20万くらいですかねぇ」
   

 ・・・・・・・って平気で答えられた  

 で・・ついでに
   「なんで募金なんかすんの、自分が金に困ってるじゃん」
    と聞いたら
   「ああぁ 日頃、な~んも世の中の人のタメになってないから
    年末くらい社会貢献ですわぁぁ あはははははは」
    

  ・・・・・・・と豪快に笑い飛ばされた^^
 
    なるほど

 

 

 




そんな山さん4年前の師走に逝った
  
 後で聞いたが、喉頭癌で1年間の壮絶な闘病生活だったそうである。
 病気のことは聞いていて何度かお見舞いに行こうと思ったが、
 青森の病院に入院して、なかなか行けなかった・・・

 

そんなこんなで・・・・とうとう聞けずに終わった
 

 ・・・・・・・ 彼の目は、いったい何を探していたのだろう

 
 ・・・・・・・ 一人で生まれ ・・一人で生きて ・・一人で逝った

  
 もしかして
 本当は、孤独の抜け道を探していたのかもしれない・・・・ 

  

 ・・・・今年も、彼は天国で大勢の人と募金活動をしてるに違いない ^^v
 

毎年、師走の真四角の募金箱を見ると山さんを思い出す。

                        【山さん!ご冥福を祈ってます。】ブーケ1