昨日のこと。


お母さんが珍しく父と夜のお散歩をするということで外に出かけて行きました。


私は絵を描いていたから帰ってきたときは気づかなかったけど、


ふとトイレに行きたくなり、部屋から出てリビングを通りかかると


お父さんとお母さんが思いっきりハグをしていました。


でもなんか「あれ?おかしいな?」って感じだったので


母の横顔を覗いてみたら、


それはまるで、転んでケガして泣きじゃくる子供のようでした。


泣いてる理由は蜘蛛が耳に当たってそれが抜群に嫌だったらしいのです。


私は「え!?そんなに!?そんなに泣くほど!?」 


って正直思いましたし、何せこんな母のすごい泣き顔を見るのが初めてだったのでビックリしてました。


でも本人にとってそれはもう最悪だった様なのです。


それで私も何故か心の中ですごく分かる所があったのです。不思議と。


そして自分のその時の心の状態と記憶がフラッシュバックしました。


「あ、今目の前に起こってること、そのすべての意味は分からないけど、何となく私がその時して欲しかったモノと今お母さんが欲してるモノがここにある」と解釈したので


私は最初は、平気なふりして「そんなことで!?」みたいにからかってたりしましたが、(自分がそういう状況の時に今までそういう対処をされてたので今までの自分も相手に対してそういう反応をしてた)


なんか「今までの様にしてちゃダメだ」とどこかで思ったし


「これまでのパターンは通用しない」


とも思ったので


お母さんの本当の全ては分かってあげられないけど、包んで寄り添うことなら出来る。


そのスイッチが入って、しばらくお母さんとハグをしました。自分がして欲しかった様に。お母さんが子供の時にそうして欲しかった様に。


そしたら私の中でこんな思いが芽生えた。


「私も怖いときは怖い!って思いっきり相手に甘えて頼っていいんだ。」


自分のトラウマに対するブロックが外れて滞ってた部分が自然と溶けていく感覚と


お母さんのビクビクして震えているどうしようもない怖さと


一緒に共存して欲しかったモノが手に入った気がしました。


とても奇妙な出来事と不思議な感覚だったけど、


多分、みんな立ち返ってる時なんだと感じた。


これを無視しちゃいかんなと。


私に向き合う絶好のチャンスだと。


過去を振り返るのはどうのこうの、そんな良い悪いはどうでもいいと。


ここから本当に自由になるためには、本当の自分になるためには、避けては通れねぇんだ。


自分と向き合うってほんと面倒くさい。


でももっと自分を愛そう、愛してもいいって強く思った。


そんでね、補足というか何というか、私はね最近


意味もなくキャラクター設定を作るっていうことをやってて 


特に最近は「クモの巣宮殿」てやつを


デザインしてたんですよ。


そしたら昨日のこのクモの巣&蜘蛛がお母さんの耳に当たる事件。


私はどういう顔をすれば分からなかった(笑)


まぁただ自分の頭の中が引き寄せてこんな現実化してしまったのかなとも思った話でした(笑)