「なにも特別な事をしようというのではありません、300年前にも鬼が島は今回と同じような大津波に襲われました。
その時の歴史が答えを出してくれています。
鬼火家の古文書によると、
第一に「人心奮起」・・・人の心を奮い立たせる団結を目指し毎日のように祭をしていた
善太郎
「あ、それは鬼っ子市と同じだ。祭か、いいね」
和尚
第二に「海心洗美」・・鬼火水軍のこころである、港と海を綺麗にして、いち早く海の恵みを得ていた。
小太郎
「そうか、私たちの原点、港を整備する事だよね。綺麗な海が戻れば、生活はなんとかなる」
和尚
第三に「地心回帰」・・だれもが元の生活に戻れる、これが一番の人々の元気とになるからな」
新聞記者 美絵
「300年前に、もう街づくりの考えがあったんですね。「人心奮起」「海心洗美」「地心回帰」・・人心・海心・地心この言葉いいですね。早速、記事にしてみたいです。それで、300年前の大津波から鬼が島はどうなったんですか・・」
和尚
「何も変わらなかったよ」
善太郎・小太郎、美絵、驚く
「え、何も変わらないって、復興できなかったってこと・・・」
和尚
「ははは、違うよ、一年後には、いままでと何も変わらない生活が出来たってことだよ。復興とは、新しい街をつくるとかと・・考えがちだけど、今までの生活ができる「何も変わらない平凡でもしあわせな日々」が暮らせれば、それが一番の復興なんだよ。」
大奥様
「和尚のいうとおりです。私たちの祖先は、大変な教訓を残してくれました。私もその古文書をおじい様から教わりました。その中には、様々な知恵が書いてあります。必ず役に立つはずです。」
和尚
「大奥様、そこでお願いがあるのですが。
この古文書の知恵を、改めて皆で実行したいと思うのです。
そのためには、大奥様が所有なさっている鬼火城の山、港と船、鬼火寺、牧場、畑をお貸しいただきたいのです。
また、非公開とされていた鬼火の秘宝を使うことをお許しください。」
大奥様
「もちろん、かまいません。港については、鬼火海運にいって、港湾清掃の作業船を待機させています。
まずは、皆さんで力を合わせて船が入れるように航路を確保してください。
和尚、鬼火の宝物を使うとは、何か戦でも始めるつもりですか・・、存分に活用してください。」
和尚 にやりとして
「私は、仏門ですから殺生は嫌いです、だだちょっと、理不尽な敵を住民一緒になって脅かすだけですよ。」
レポーター 文香・小太郎が頭をひねって・・・・
「え、え、国と一戦交えるの・・大昔の甲冑と槍と刀で?・・とうするの」
大奥様
「ホホホホ、古文書にも書いてあった、鬼の桃太郎退治をするつもりですね。それは、楽しそうです。
私もその時に伺いたいですわ」
和尚
「大奥様、まさにそうです。大奥様と鬼火家当主の義経坊ちゃんには、陣頭に立っていただきたいと思います。皆の勇気となります。」
大奥様
「和尚、わかりました。鬼も桃太郎退治に、物資ともども協力します。存分に暴れてください。鬼火の血が騒ぎますわ。ホホホホ」
善太郎
「さすが和尚は、鬼火城の軍師鬼天の末裔だ」