四日市市が現在推し進めている『中心市街地再開発プロジェクト』におけるJR四日市駅前開発の核となる「大学設置」。

 

 四日市市では、昨年度に『四日市市大学設置に係る基本構想』を取り纏めました。

 

 この『基本構想』策定を受けて、今年度は、教育研究分野、学部・定員等の具体的な内容を固める『基本計画』を策定していきます。

 

 『基本計画』では、設置する大学、その中身(教育研究分野、学部・定員等)のソフト面に加え、JR四日市駅前にキャンパスとして整備を行う施設の規模・配置等、ハード面についても検討を進めていきます。

 

 『基本計画』を進めていく上で、議論の中心を担う「四日市市大学基本計画策定委員会」が、5月22日に立ち上がり、第1回目の委員会が開催されました。

 

 その場で、「教育研究ワーキンググループ」「施設計画ワーキンググループ」の2つのワーキンググループを設置し、それぞれソフト面、ハード面の検討を進めていく方針が決まりました。

 

 6月下旬~7月上旬に掛けて、それぞれのワーキンググループが順次立ち上がってきます。

 

 また、大学設置の肝となる「大学の設置主体」ですが、今回の大学設置では一つの大学の枠を超え、複数大学の設置・協力によるシナジー効果を得られるような大学間連携を想定しています。

 

 今後は、2月に「JR四日市駅前における三重大学教育研究拠点の設置に向けた検討着手の連携協定」を締結し、6月に合同会議体「四日市キャンパス設置検討会」を設置していく『三重大学』との協議を中心とし、公立大学の設置や既存の私立大学の移転等の検討を進めていきます。

 

 今年度の『基本計画』の策定で、大学設置の具体的な方向性が決まっていくことから、今年度は極めて重要な1年となります。