四日市市では、11月1日~19日(10:00-16:30)の19日間、中心市街地再開発プロジェクトが進行する中央通りにて、『自動運転バス走行実験』を含む「四日市市モビリティ実証実験」を実施します。

 

 実験期間中の11月18,19日は、三滝通にて「2023東海・北陸B-1グランプリin四日市」が開催されており、B-1グランプリと並行しての実証実験となります。

 

 四日市市が中央通りにて、自動運転車両の実証実験を行うのは、初回の令和2年度から数えて4回目となります。

 

 今回の「四日市市モビリティ実証実験」のメインとなる『自動運転バス走行実験』での検証ポイントは以下の3点となります。


①遠隔監視

 今回の『自動運転バス走行実験』では、自動運転バスが初めて、今年3月末にローカル5Gが整備された近鉄四日市駅西側を走行します。

 

 令和4年度の走行実験の際には、カメラ映像や遠隔監視室からのアナウンス時に通信状況が悪くなったり、映像や音声が途切れるケースがありました。

 

 ローカル5Gの環境下での通信状況の改善を検証します。

 

②信号協調

 令和4年度の『自動運転バス走行実験』には、信号機に備わっている信号制御器を信号情報を送ることができる機器に交換し、車両が信号機の情報をダイレクトに得られる信号協調を行いました。

 

 しかし、信号情報をタブレットの画面に反映させるまでに最大1秒程度の遅延がありました。

 

 今回の『自動運転バス走行実験』では、信号情報を取得するプログラムを変更し、情報の遅延の解消を検証します。

 

③運行頻度

 これまでの『自動運転バス走行実験』では、自動運転車両は1台でしたが、今回は2台の車両を同時に運行させることにより利便性向上を検証します。

 

 『自動運転バス走行実験』では、車両は今回も「NAVYA ARMA」を使いますが上述の通り、運行頻度を上げ1時間に2本(2台で2周)走行します。

 

 そして、前回までは自動運転車両に(非常時等に対応する)運転手と保安員の乗車が求められていましたが、今回は三重県警の許可を受け、保安員の乗車は不要となりました。

 

 これにより、今回は運転手を除く6名が乗車して頂けることとなります。

 

 11月1日~19日の期間、近鉄四日市駅~JR四日市駅の区間で一般試乗を行うのですが、専用サイトやアプリから乗車登録をして頂ければ、乗降場である「近鉄四日市駅」「市役所前」「JR四日市駅」「裁判所前」にて自由にご乗車出来ます。

 

 加えて、土日祝日は事前予約枠も設定しており、確実にご乗車出来る席を確保しておくことも可能です。

 

 この『自動運転バス走行実験』の乗車予約の受付が、明日、10月25日㈬から始まります。

 

《四日市市モビリティ実証実験 登録・予約サイト》

 

 一方で、関係者のみの乗車となりますが、11月7日~9日の3日間、市民公園~近鉄四日市駅のローカル5G区間を走行します。

 

 その他、11月16日~19日の期間に、「自動運転小型モビリティ」PARTNER MOBILITY 2台、「パーソナルモビリティ」電気スクーター6台、電動アシスト自転車11台の試乗会も行います。

 

 更に、四日市市では、各種公共交通の一括予約・決済システムと駐車場予約などの機能を組み合わせた拡張型MaaSの構築を目指しており、今年度はその先駆けとして、『デジタルスタンプラリー』を活用した実証実験も11月1日~19日に掛けて並行して実施します。

 

《「モビリティ実証実験」・「デジタルスタンプラリー」を開催します!》

 

 是非、中央通りで11月1日から実施する「四日市市モビリティ実証実験」にお越し頂き、様々な次世代モビリティを体感して下さい。